くりさつまとはご存じでしょうか。私は八百屋さんで今年初めて目にしました。秋が旬の栗にサツマイモ。その2つの名前が入っているので秋にはピッタリの食材なのでしょうか。栗との違いや通常のサツマイモとの違いはあるのでしょうか。気になったので早速調理してみることにしました。
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くりさつまの下ごしらえ
くりさつまは調理する場合は通常のサツマイモと一緒で水に浸してあく抜きをします。
ふかして食べる場合は皮についた泥をよく洗い流す程度でOK!
調理に使う場合は通常のサツマイモと比べて皮の色は鮮やかでなくベージュ色なので私は皮は剥いてからアク抜きをします。皮も食べられるとは思いますが、彩りがよくなるわけでもありませんし、私が購入したものは泥を落とすのにひと手間。手間をかけるのであるなら皮ごと剥いてしまった方が楽でした。
くりさつまの下ごしらえ方法をまとめると、
そのままふかして食べる場合は:洗って泥を落とすのみ。
調理に使う場合:洗って泥を落として皮をピーラーで剥いてから水に10分浸す。
といったところでしょう。
また、カットしている時に白いアクが出てくるので手荒れが気になる方は手袋をつけて調理するといいと思います。私は肌が強い方なので必要ありませんが、素手でカットした後は突っ張った感じがありました。
荒れるほどではありませんが、肌を美しく保たれたい方はケアしてあげてください。
くりさつまの美味しい食べ方
今回試したものは、パッケージにおすすめと紹介されていた「炊き込みご飯」そして栗に味が近いのであれば通常のサツマイモよりも甘さが控えめかと思い、デザートにして少し甘みとコクを足せる調理ということでスイートポテトと芋けんぴを作ってみることにしました。
くりさつまと鶏肉のおこわ風炊き込みご飯レシピ
【材料】
・鶏むね肉 1枚
・砂糖 小さじ1 (下ごしらえ用)
・くりさつま 小2本
・玄米 300㏄
・もち米 50㏄
・★水 2カップ
・★しゃんたん(中華スープの素) 10g
・★醤油 大さじ1
・★ごま油 2まわし
・黒ゴマ 適量
※白米を使用してもOK!
【作り方】
炊いている時の香りは完全に栗ごはん。さつまいもごはんではありませんでした。実際に炊けたくりさつまは味は栗、食感はさつまいもでした。
また、1点気になったのがとても美味しくホクホクに炊きあがっている部分もあればとても繊維質の部分もあり繊維質の部分は少し苦く感じました。
アク抜きの時点で黒い部分と茎の部分はカットしてしまっても良いかもしれません。
さつまいもも栗も秋を感じられる食材なので炊き込みご飯にするのは秋らしくて美味しいです。
くりさつまのスイートポテトレシピ
【材料】
・くりさつま 中2本
・水 加熱用 少量
・★砂糖 小さじ2
・★塩 小さじ1/3
・★バター1/3チューブ 10㎝
・★牛乳 大さじ1
・卵黄(焦げ目をつける用) 1個
【作り方】
また甘いものが苦手な方でも食べれるデザートにも向いています。スイートポテトにすると食感は通常のさつまいもとほとんど変わりません。ホクホクと仕上がりとても美味しいです。
くりさつまの大学芋風芋けんぴレシピ
【材料】
・くりさつま 小2本
・★砂糖 小さじ2
・★醤油 大さじ1
・★みりん 大さじ1
・★はちみつ 小さじ1
・★白ごま 適量
・揚げ油
【作り方】
こんな食べ方もいいかも?
今回くりさつまを調理してみて、くりさつまはとても素朴で甘さ控えめのサツマイモであることがわかりました。サツマイモのような甘さが欲しい場合は調理中に甘みを加えていく必要があります。
逆をいえば、サツマイモのようにとても甘いというわけではないので、塩気の多い料理に使っても邪魔することがありません。アレンジしやすい芋類といえそうです。
また、デザートとして使う場合は大人の品のある味に仕上がります。ほんのりと栗の香りがあり、甘さが残るので上品な味になりますよ。
他の調理法で美味しくなりそうだと思ったものは、くりさつまは甘煮です。甘煮を作ってそのまま食べてもいいですし、蒸しパンに入れてほんのりと甘さを足しても良いでしょう。また、ロールパンのペーストとして使っても良いと思います。パンにはとても向いている食材になってくると思います。
皆さんの参考になれば幸いです♡