
かき菜はアブラナ科のなばなの在来種で見た目はなばなそっくりの野菜です。北関東では実際になばな類をかき菜と呼ぶようなので同じものと考える方もいるようです。また『のらぼう菜』と同じ種と考えられているという情報もありました。一般的には栃木県佐野市をはじめとする地域で知られる野菜のようです。そんなかき菜を八百屋さんで発見したので買って美味しい調理法を検証してみました。
今回試したのは3レシピ。一般的に人気の高いお浸し、そしてニンニクと豚肉の炒め物、そして八百屋のお勧めレシピとしてメモ書きされていたかき菜のふりかけを作ってみました。それぞれレビューしていきます。
かき菜の下処理・花も食べれる?
この記事の目次
かき菜はなばなと同じように下処理をしなくても食べられる食材ではありますが、私は断じて下茹で派!!!!下茹でをしないで炒め物にしたりするのはお勧めしません。下茹でをしたものを調理に使っていくことを強くお勧めする理由は、食感の違い、味の違いにあります。
【下茹でしない場合】
食感は硬い状態で噛み切るのが難しい。野生の味が残って臭みをより感じる。他の食材よりも主張が激しい。
【下茹でした場合】
食感が柔らかく噛みやすくなる。臭みを抑えることができる。他の食材となじみやすい。
少し手間はかかりますが、美味しく食べたい場合はみじん切りにして使う以外は下茹でするようにしましょう。
下茹でのやり方
下茹でのやり方は2種類あります。一つは沸騰したお湯にいれて湯がく方法。もう1つはレンジで加熱する方法です。
沸騰したお湯にいれて湯がく方法の場合は、軽く塩をした熱湯で下茹でします。塩の量は水1リットルに対して大さじ1程度。色落ちの原因となるのでサッと1分程度茹でます。
電子レンジの場合は、洗ったかき菜は水がついたままラップをして電子レンジで2分ほど加熱します。
簡単ですね。どちらでもよいですが、私は個人的には熱湯で下茹でした方が美味しいと感じています。時短は間違いなくレンジなのでその日の忙しさや気分で調整しても良いでしょう。
花は食べられる?
結論から申し上げると、なばな(なばなをかき菜と呼ぶ場合)の花は食べられます。一般的に販売されているなばなは花の蕾(つぼみ)が開花していない状態のものが販売されています。花が咲いたものが販売されていない理由はいくつかあるようですが、主に苦みが増して味が落ちるためだと考えられています。
花の付いたものも食べられますがそれはなば菜が美味しい時期が過ぎてしまった後ということになります。
一方、かき菜は、つぼみが無いのが特徴のようです。わき芽を掻きとって食べられたことからかき菜と呼ばれるようになったともいわれています。
実際に今回私が購入したかき菜もなばなのような大きい蕾がないものでした。確かになばなの蕾とは異なりますね。☟これがかき菜の蕾と呼ぶものなのかは不明です。
実際にこの部分も食べましたが問題もなければ味に特徴もありませんでした。まぁ、食べられない部分であるのであれば販売時に何かしら注意書きがあるはずですがなかったので、かき菜のこの部分も食べられるものなのかと思います。
かき菜の食べ方!レシピ3選
かき菜のふりかけ
【材料】
- かき菜 1束
- ☆醤油 30ml
- ☆みりん 30ml
- ☆いりごま(白) 適量
- かつおぶし 好みで
【作り方】



かき菜のにんにくと豚肉の炒め物
【材料】
- かき菜 1/2束
- にんにく 2かけ
- 豚バラ 150g程度
- ごま油 大さじ1
- ☆豆板醤 小さじ1
- ☆甜麵醬 大さじ1
- ☆醤油 大さじ2
※かき菜は下茹でしたものを使用します。




かき菜のお浸し
【材料】
- かき菜 適量
- 好みのお浸しのタレ 適量
※今回私はごまぽんにしました。めんつゆなどでもOK!



かき菜の美味しい調理法!まとめ
いかがでしたか。なばな、のらぼう菜と同種だとかんがえられていますが、なばなよりものらぼう菜に似ていると感じました。のらぼう菜やなばなの美味しい調理法は下記で紹介☟
茎の硬さが特にそっくりです。私はのらぼう菜もかき菜もあまり好みの野菜ではありません。茎が硬いのが特徴なので調理に手間がかかりますし、そこまで美味しい野菜ではないので買うならなばなですね。
しかし、しっかり下茹でをすれば茎もそれなりに柔らかくなるので美味しく食べられます。好みはあるとは思いますが、また買うことはないでしょう。恐らく。