たけのこのあく抜きを簡単に!米ぬかがないなら大根を使ってアク抜く?

タケノコって下ごしらえに手間がかかるのでなかなか丸ごと購入しようとは思えないですよね。米ぬかがないからアク抜きが出来ないなんて思っている方もいらっしゃるでしょう。

そんな方でも試したくなるとても簡単なたけのこのアク抜き方法があります。米ぬかも必要なく普段冷蔵庫に入っている食材を使ってアク抜きができるので是非試してみてはいかがでしょうか。

目次

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タケノコのアク抜きを簡単に?米ぬかが必要ない?


タケノコのアク抜きと言えば米ぬかと一緒に茹でてアク抜きするのが一般的ですよね。しかし、米ぬかでアク抜きをする必要がないと2021年3月17日に放送されたテレビ番組『ソレダメ! ~あなたの常識は非常識!?~』で紹介されていました。

タケノコの下ごしらえとして米ぬかや鷹の爪と一緒に茹でるのは常識中の常識でしたよね。それがダメなやり方だというのですから驚きです。
番組では「米ぬかで茹でてもアクは抜けません。タケノコは加熱することによってエグミ成分がストップする。」と話されていました。

つまり、エグミ成分は加熱によりストップするだけなので除去できていない状態。その為米ぬかで炊いたとしてもエグミを誤魔化しているだけということになります。

また、米ぬかを使ってアク抜きをする場合2時間ほど炊いて冷めるまで待つといのが一般的なので(私は1時間程度しか茹でませんが。笑)トータル4時間以上かかりますよね。しかし、それでもアクは抜けておらずエグミ成分がストップしただけということになります。まさに無駄な骨折りです。

ただでさえ大変な下ごしらえだったのが実は無駄な行動だったと思うと悲しくなってきます。(´;ω;`)ウゥゥ

米ぬかではなく大根でアク抜き?


番組内で紹介されていた簡単で手際よくできるタカノコのアクの抜き方法が、「大根を使う」というもの。大根の酵素がタケノコのエグミを消すというのです。

アク抜き方法

  1. 大根は皮の部分を残した状態ですりおろします。
  2. 出来上がったおろし汁に同量の水を加えます。
  3. 全体の量に対して1%の塩を加えます。
  4. タケノコは生のまま先端を斜めに切り半分まで切り込みをいれます。(これは通常通りの切り方ですね)
  5. 皮をはぎます。
  6. タケノコは縦にカットします。小さくすればするほどアク抜きの時間が短縮できます。
  7. おろし汁に浸けます
  8. 30分から1時間でアクが抜けます
  9. 使う前に一度水洗いします
  10. 1~2分下茹でしたら下処理完了!

実際に大根おろしでアク抜きしてみた

1.タケノコは泥がついていたのでよく洗います。

2.先端の穂の部分を斜めに切り落とします。

3.芯のところまで包丁をいれて切れ目をいれます。

4.切れ目に親指をいれて皮をむきます。写真のように皮と身を分離します。

5.根元の硬い部分をそぎ落とします。

6.切り方はお好みで。私は穂先は縦に切り、根本は硬いので火が通りにくいため小さくカットしていきます。

7.大根は皮がついた状態ですりおろします。辛みの強い根本の方を使用しました。

8.出来上がったおろし汁に同量の水を加えます。

9.全体の量に対して1%の塩を加えます。私は大根1/2本(約500g)、水500㏄、塩小さじ1(5g)で行いました。※タケノコの量や大根の量で調整してください。

10.おろし汁に浸けます。30分から1時間でアクが抜けます。

11.使う前に一度水洗いします。大根おろしが付いているので綺麗に洗いましょう。

12.1~2分下茹でしたら下処理完了!

米ぬかと茹でる下処理と比べると少し時短になりますが、今回の工程は12工程で終了。通常の下処理は13工程で終了するので(私の場合)そこまで手間が減っているわけではありません。また、私はもともと1時間茹でて10分水に浸けてアク抜きをしていた人なのでそれに比べると10分の差でしかありませんでした。

しかし、確かに後片付けはめちゃくちゃ楽です。鍋にへばりついた米ぬかを綺麗にする必要がない点では良いと感じました。

タケノコを小さめにカットしたつもりではいましたが、今回この方法でアク抜きしたタケノコは通常よりも硬く苦く感じたので私には合わない下ごしらえのやり方だと感じました。また、野菜をすりおろすは結局筋力使うので苦手なんですよね。

このアク抜きのメリットは、片付けが楽というのと、火を使わずに放置しておける点にあると思います。お子さんのいる家庭では適していると感じましたよ!このやり方を試す場合は下処理後の調理を通常よりも加熱する時間を長くしてみると良いです。柔らかく仕上げるコツですので試してみてください。

エグミと鮮度の関係性


タケノコは鮮度が命の野菜です。見た目からは想像もつきませんが、
掘ってから時間が経つとエグミが増しますので、美味しく味わうためにはなるべく早くアク抜きをするようにしましょう
お子さんがタケノコ堀でタケノコを持ち帰ってきた日にはその日のうちに下ごしらえを。
八百屋さんやスーパーで泥が付いたタケノコを買った時はその日のうちに下ごしらえをしておくことでエグミを抑えることが出来ます。

私のご近所さんでタケノコが大好きでよくタケノコ掘りに行って収穫したものを分けてくれる方がいるのですが、必ず堀ったその日に下茹でをして渡してくれます。タケノコはその日にアク抜きをするというのが彼らにとっては当たり前のようです。それにしてもただ調理するだけの状態のタケノコを渡してくれるなんて感謝でしかありません。

ちなみにアク抜きしたタケノコの保存法は水を入れた容器に入れて冷蔵庫で3~4日保存です。しかし、忘れてはいけないのが水を毎日取り換えること

アク抜きも大変なのに保存も大変なタケノコ。本当に手間がかかる子ですね。笑 でも美味しいから許しちゃう。

また、タケノコは味が落ちやすい特徴もありますのでアク抜き後もなるべく早く召し上がられるのがお勧めです。

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従来のタケノコの下ごしらえのやり方は下記記事で詳しく写真付きで紹介しています☟

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まとめ&感想

たけのこの下ごしらえは手間と時間がかなりかかるのでなるべく省きたいと思っていましたし、米ぬかは普段から家に常備されている物でないので追加で購入しなければいけないのも面倒くさいと思っていましたが、いつも冷蔵庫に入っている大根を使ってより短い時間でアクが抜けるなんて嬉しいです!
大根をかなりの量すりおろさなければいけない手間はまだ残りますが、エグミを誤魔化すのではなくきちんとエグミを取り除いてくれるこの方法で一度アクを抜いてみたいと思いました。今まではエグミが残ったタケノコを食べていたということなので、完全にエグミがなくなったタケノコがどんな味なのかも正直かなり気になります。

まとめ☟

  • 米ぬかでのアク抜きではエグミは取れない
  • タケノコのエグミは加熱することでストップするだけ
  • 米ぬかではなく大根を使ってエグミを取り除く
  • すりおろした大根に浸してアク抜きをすると時短になる
  • 後片付けも簡単に

タケノコを入手したら私も試してみたいと思います。早くタケノコ市場に出回らないかな~♡

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