2019/5/21に放送されたテレビ朝日系情報番組『林修の今でしょ!講座』ではブロッコリーの凄い栄養素を紹介。今まで知らなかった体への良い影響やどうやって食べると効果てきなのか紹介されていました。その内容とは?
ブロッコリーの凄い栄養素
国立がん研究センターなどが昨年4月がブロッコリーを含むアブラナ科の野菜を食べる程全死亡リスクが減少すると発表されています。全死亡リスクってすごいですよね。特定の病気だけでなく、『全部』ですから日ごろから摂取して死亡リスクを減らしていきたいですね。
ブロッコリーに含まれるある成分が注目されています。その成分というのが『スルフォラファン』という成分です。この成分が死亡リスクの低下に寄与しているといわれています。スルフォラファンに最初に注目したのは、先端医学の著名な研究者である米国ジョンズ・ホプキンス大学のポール・タラレー博士です。スルフォラファンの働きのメカニズムを解明しました。スルフォラファンは、ファイトケミカルの一種で、解毒力や抗酸化作用があると考えられています。
この成分はアブラナ科野菜にしか含まれていない成分で、がんを抑制する効果が期待できると考えられています。
ブロッコリーの凄い効能
ダイエットに良い?糖質制限食!
最近ではケトジェニックダイエット、糖質制限ダイエットが流行し、糖質の含有量を気にした食事をされている方も多くいらっしゃるかと思います。そんな方にお勧めの食材が『ブロッコリー』です。
ブロッコリーの糖質は白米に比べて60分の1であるためです。さらに、糖質だけでなく、カロリーで比較すると白米の約6分の1。食物繊維は白米の12倍もあるため、栄養バランスが整った食材なのです。
よくアスリートの方は体を鍛えている方がお肉とブロッコリーを摂取した食事をして減量をしていますが、理にかなった食事法といえそうですね。白米の代わりにブロッコリーを食べることで糖質を抑えることができます。
スルフォラファンをより多く摂取できる調理法などを下記記事で紹介しています。
効果的な食べ方
あさり
ブロッコリーと一緒に食べると健康効果が期待できる組み合わせの食材があります。それは『あさり』です。
ブロッコリーとあさりを一緒に摂取することで、冷え性&貧血対策ができるといいます。
ポイントはあさりのビタミンB12です。ブロッコリーに含まれる葉酸と合わせることで貧血対策に繋がると考えられています。マブチメディカルクリニック院長馬渕知子先生は「葉酸はビタミンB群の仲間の1つで赤血球を作るために必須の成分なんです」と解説。この成分が体内に取り入れられることで赤血球が体の隅々に届けられるため、冷え性や貧血の改善に繋がるといいます。
馬渕先生は「ブロッコリーはビタミン豊富な食材ですが、残念ながらこのビタミンB12はほとんど含まれていない」と話されていました。その為、他の食材でビタミンB12を補給してあげる必要があるんですね(赤血球を作りたい場合)。
ツナ
もう一つ、一緒に摂取すると健康に効果的な食材が『ツナ』です。管理栄養士の望月理恵子先生は「ツナには抗酸化力の高いセレンが豊富に含まれています。」と解説。セレンとスルフォラファンが合わさることでより動脈硬化の予防に期待ができるといいます。望月先生は「セレンは鉄分やカルシウムと同じで、ミネラル類、魚介類、肉類、卵黄類に多く含まれています」と紹介。その為、ツナ以外でも、鰹節、豚肉、鮭などと一緒に食べるもの良いといいます。
まとめ
いかがでしたか。ブロッコリーのスルフォラファンという成分が全死亡リスクを減らしてくれるというのはかなり衝撃的な研究データですよね。普段の生活からブロッコリーを取り入れていきたいと思いました。