ホワイトアスパラガスとグリーンアスパラガスの違いは歴史にあった?

2019/4/9に放送されたTBS系テレビ番組『この差って何ですか?』では外国人が気になる『差』を紹介。その中で外国人が不思議に思っていたことが日本ではグリーンアスパラガスは生で販売されているのに、ホワイトアスパラガスは缶詰しかないというもの。

確かに海外ではホワイトアスパラガスの料理が人気が高く生でも売られていますが日本ではグリーンアスパラガスの方が主流ですよね。その違いとは一体何なのでしょうか。

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グリーンアスパラガスとホワイトアスパラガスの違いとは?


グリーンアスパラガスとホワイトアスパラガスの品種は全く同じものです。しかし色が異なります。その理由は日光にあてたかあててないかの差なのです。
グリーンアスパラガスは日光に当てて成長させたモノ。一方ホワイトアスパラガスは日光を当てずに成長させたモノ

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なぜグリーンアスパラガスは生でホワイトアスパラガスは缶詰なの?


グリーンアスパラガスは国内用に生産されたものの為、生。反対にホワイトアスパラガスは海外の輸出用に作られたから缶詰なのです。

北海道の岩内町はアスパラガスの発祥地。岩内町郷土館館長の坂井弘治さんによると、「日本でのアスパラの栽培は実はホワイトアスパラが先になります。」と話されています。
日本では海外に輸出する缶詰を作る為にホワイトアスパラガスを栽培し始めました。日本で最初に作られたアスパラガスの缶は大正13年に誕生します。

当時欧米ではグリーンアスパラよりも圧倒的にホワイトアスパラの方が人気の野菜で、しかも1年中食べられるように缶詰で売られているのが主流でした。なぜならば、昔はグリーンアスパラガスはとても青臭い野菜だと思われていた為ホワイトアスパラガスの方が美味しいとされていたのです。

その様子を海外で目の当たりにしたのが岩内町の有力者。そこで彼はこれを日本で作って缶詰にして海外に売り出せば儲かると考えて始めたのがホワイトアスパラガスの栽培。そして缶詰にして輸出してみたところ、美味しい、品質が良いということで欧米で大ヒット。

なぜグリーンアスパラガスは国内用?


ではなぜグリーンアスパラガスは国内用向けに作られていたのでしょうか。その理由には海外向けのホワイトアスパラの缶詰が売れなくなった歴史にあります。

1970年代中国や台湾で缶詰が大量生産されます。そのため、ホワイトアスパラの缶詰が安い値段で流通し始めてしまい日本の缶詰が売れなくなってしまいました。

そんな中1970年代日本の食生活に大きな変化が起こります。それが「緑黄色野菜ブーム」!海外からレタス・トマト・ブロッコリーなどが輸入され栄養価の高い緑黄色野菜をたくさん食べようと緑黄色野菜ブームが起こました。
更に1970年代ファミレスが次々とオープンしサラダバーが登場したことによってサラダを食べるという食文化が一気に定着しました。
そこでアスパラ農家の方が『日光を当てればホワイトアスパラも緑黄野菜になる』と考えて栽培を始めたのがグリーンアスパラガスの栽培。

そして、見事グリーンアスパラガスは国内で大ヒットしました。その頃から日本に広まり、食卓に並ぶようになりました。

まとめ

グリーンアスパラガスとホワイトアスパラガスの違いは苦肉の策によって生まれたもので、グリーンは国内用、ホワイトは海外向けの缶詰として生産されていました。また、栽培方法も異なり日光にあてたものとあてていないものになります。現代の方はホワイトアスパラガスの方が後から入ってきたものという印象がありますが、意外にも海外向けに作られていたアスパラガスが先に栽培されていたのです。

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