カーボロネロの食べ方とは?美味しいレシピはどれなのか検証してみた!

カーボロネロは、イタリア、トスカーナ地方の不結球キャベツで、日本では黒キャベツとも呼ばれています。八百屋で販売されていたカーボロネロは「キャベツ」と記載されていました。見た目はキャベツには似ていないのですが、キャベツの一種で「ケール」の仲間にあたる野菜だといいます。

どんな味がする野菜なのか気になったので買って、カーボロネロに合った調理法を検証比較してみました。

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カーボロネロの食べ方


中央部分にある葉脈と茎の部分は少し硬いのでよく加熱して食べることをお勧めします。
生のままかじってみると確かにキャベツの味がします。しかし、煮たり、炒めたりと加熱調理をするとそのキャベツの味は薄れてどちらかというとケールに近い味に変わります。

ほうれん草みたいな感覚で下茹でをしてみたのですが、葉自体がとてもしっかりとしているので、数分では全く足りません。4~5分程度は茹でた方がいいでしょう。しっかり茹でないとスジが残り食べづらいです。
また、炒めたり、煮たりするとより黒さが増します。美しい緑に変わることはありませんでした。加熱調理することで濃い緑から黒めの緑にに変化する感じです。

個人的にはカーボロネロはしっかりと加熱調理をして食べるのがBESTだと感じました。しっかり火を通すことで柔らかくなりより食べやすくなります。加熱が足りないとスジが残って噛み切れないほか、味もいまいちです。

カーボロネロの美味しいレシピはどれ?

炒めたり、煮たりしている方がネット上では結構いたので、炒め物、スープ、お浸しを作ってどれが一番美味しい調理法なのか比較してみました!

カーボロネロと鶏のささみの炒め物


カーボロネロのパッケージ部分に『炒め物、和え物に!』と記載されていたので、炒めることにしました。
ちょうどシソの実とめんつゆで下味をつけた鶏のささみがあったので、そのお肉と一緒に炒めてみました。
【おすすめ度】

通常のキャベツに比べると葉が熱に弱く、強火で一気に炒めるとしなっとしてしまいます。美味しい炒め物料理にするのであれば、弱火~中火でじっくりと炒めていくこと、そして葉野菜なので最後にいれて炒めるのがポイントです。
しかしそれでも炒め物だと加熱時間が足りずスジが少し残る印象です。特に強火でパッと炒める野菜炒め風に調理する方法はあまり向いていないと感じました。
見た目はしなっとしているので、これ以上加熱しない方がいいように思えても実際は筋がまだとれておらず噛み切りづらい食感が残ります。炒め物として調理して見た目も良く食感も柔らかくするのは少し難しい野菜かもしれません。

カーボロネロをスープに入れて食べる?


ちょうどキムチチゲを作る予定だったので、余った野菜とカーボロネロをいれてみました。
【おすすめ度】

これはとても美味しですね。イタリアのトスカーナ地方でも煮込み料理にこのカーボロネロが使われることが多いと聞いたことがあります。スープなどに入れることで加熱時間が長くなり筋がとれて柔らかくなりとても美味しくなります。スープ以外でも鍋や煮物にいれても美味しいでしょう。長時間低温で調理できるものであればどれでも適していると思います。

【カーボロネロをいれたキムチチゲのレシピ】
(材料)2人分
・キムチ 大さじ2
・にんにく 3かけ
・ごま油 適量
・一味唐辛子(または鷹の爪) 大さじ1(好みの辛さで)
・豚肉(ロース薄切り) 100g~200g
・★ 牛ダシダ 大さじ1~2
・★ コチュジャン 大さじ1
・★ 赤みそ 小さじ1
・〇ピーマン 1個
・〇カーボロネロ 5葉
・〇玉ねぎ 半個
・〇長ネギ 半本
※〇の野菜は余り物の野菜で構いません。豚肉と相性がよさそうな野菜を選んで入れるだけです。
(作り方)
1.にんにくは潰してみじん切りにし、鍋にごま油をひいて炒めます。
2.油ににんにくの香りがついたら、一味唐辛子、豚肉をいれて炒めていきます。私は辛いのが好きなので豚肉が真っ赤になる程度炒めます。
3.そこにキムチをいれてさっと炒め、鍋に水(600ml~700ml程度)をいれます。
4.玉ねぎ、長ネギ、ピーマン、カーボロネロを入れて牛ダシダをいれ、野菜を柔らかく煮込んでいきます。
5.コチュジャンと赤みそを入れて味を調えたら出来上がりです。
※コチュジャンと赤みその量は好きな味に近づくように自分で調整してください。

カーボロネロの胡麻和え


パッケージに和え物にも合うと記載されていたので胡麻和えを作ってみることにしました。
カーボロネロの和え物を出来る限り美味しくする方法は茹でる時間を通常より長くすることです。
(作り方)
1.カーボロネロは良く洗います。
2.沸騰したお湯に塩を大さじ1程度いれます。
3.そこにカーボロネロを入れます。茹で時間は5分程度。2,3分湯がくだけでは筋が取れずあまり美味しく出来上がりません。
4.ザルに出して水を良く絞って食べやすいサイズにカットします。
5.めんつゆとすりごま(黒)を合わせておいてそこに4をいれて混ぜ合わせれば完成。
【おすすめ度】

和え物にする野菜の中でBESTな味というわけではありませんんが、簡単に作れる+そこそこの味を生み出せる点はで悪くない調理法かと思います。加熱が足りないとスジが残り美味しくないので和え物やお浸しにして食べる方はなるべく茹でる時間を長くして柔らかくするようにしましょう!

まとめ&感想

いかがでしたか。個人的には煮物、スープに入れて食べる方法が一番美味しいと感じました。カーボロネロの特徴である葉脈の繊維をなるべく断ち切った方が美味しくなります。その為繊維が感じられなくなるまで煮込むという方法がこの野菜には一番合った調理法だと感じました。ケールの仲間なので千切りやみじん切りにして炒め物にするのであればいいかもしれませんが、キャベツほどしっかりとした葉ではないのでしなってしまいシャキシャキ感は得られません。和え物もきちんと火を通せば美味しく食べられます。参考になったら嬉しいです!

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