なばなといえば、「菜の花」や「花菜(はなな)」とも呼ばれるアブラナ科の野菜で春を告げる野菜としても知られています。しかし、「辛い」「苦い」という印象も強い野菜ですよね。
この記事ではなばなの辛みをできるだけ抑えて簡単に作れるなばなのレシピを紹介していきたいと思います。
なばなの食べ方は?下処理が必要?
この記事の目次
なばなは炒め物に使う場合洗ってそのままの状態でも問題なく食べることができますが、そのままの状態で使用すると辛みが残ってなばなの苦みがより強調されやすくなってしまいます。あの辛みが良いという方はいいのですが、なるべく辛みを抑えたかったり、苦みが苦手なお子さんに食べさせたいという方は下処理を行っていくことをお勧めします。
なばなもほうれん草と同じように湯がくことで柔らかい食感になり、食べやすくなります。しかし鍋を用意するのもひと手間ですよね。そんな時に活用して頂きたいのが、ラップです。
近所の八百屋さんに「洗ったなばなは水がついたままラップをして電子レンジで2分ほど加熱すれば下処理が簡単」と教えていただきました。
実際にやってみたのですが、本当に簡単でなばながしんなりとした状態になります。
下処理が終わったら後はお好きな調理法でなばな料理を作っていくのみです。
なばなのレシピ1:辛し和え・おひたし
【材料】
- 菜花 4~5本程度
- 醤油 大匙2
- みりん、または砂糖 大匙2
- からしチューブ 適量
- めんつゆ 適量
【作り方】
- 前述した下処理をします。その後水分をきって菜花を3㎝程度にカットしていきます。
- ザルになばなをいれて、めんつゆを適量かけて揉んでいきます。これをすることで味が染みやすくなり辛みを抑えることができます
- タッパーに醤油とみりん(または砂糖)1:水1、からしチューブを入れて混ぜ合わせます。
- そこに切ったなばなを入れて冷蔵庫で2~3時間漬けておけば完成
この方法は私の叔母から教わったなばなの辛し和えの作り方なのですが、めんつゆをかけること、つゆに浸しておくことによって辛みが抑えられとても美味しく頂くことが出来ます。
からしチューブを入れなければ、お浸しとしても召し上がることができるのでお勧めです。
但しつゆを濃いめに作ったり、漬けすぎてしまうと味が濃くなってしまいますので漬けたらその日中に食べるのが最適かと思います。
なばなのレシピ2:アンチョビと新玉ねぎの炒め物(又はパスタ)
- なばな 4~5本
- ニンニク 2片
- 鷹の爪(輪切り乾燥)適量
- 新玉ねぎ 1玉
- アンチョビチューブ 大匙1~2程度
- 塩 適量
- 粗びきこしょう 適量
- オリーブオイル 適量
【作り方】
- 新玉ねぎは皮をむいて、薄切りに。にんにくは潰してからみじん切りに。なばなは下処理を済ませて3~5㎝程度に切っていきます。
- フライパンにオリーブオイル、ニンニク、鷹の爪をいれて火をつけていき、ニンニクのまわりが黄金色になってきたら、玉ねぎをいれます
- サッと炒めたらなばなをいれて、アンチョビチューブ、塩、こしょうで味付けをして出来上がり
八百屋さんにいたお客さんが「なばなはアンチョビと一緒にパスタにすると美味しいわよ」と教えて下さったのでパスタとも和えることができる炒め物を作ってみました。私は今低糖質ダイエット中なのでパスタは茹でませんでしたがアンチョビとの相性がよくとても美味しく頂けました。新玉ねぎも春野菜として有名です。春を感じられる1品を是非試してみてください。
なばなのレシピ3:なばなと人参のアヒージョ
【材料】
- なばな 4~5本
- 人参 1/2本
- オリーブオイル 大量
- クレイジーソルト 適量
- 鷹の爪 適量
- にんにく 3片
【作り方】
- なばなは下処理をしておき、3~5㎝程度に切ります。人参は乱切りにして電子レンジで2~3分加熱して柔らかくしておきます。ニンニクはつぶしてみじん切りに。
- フライパンにオリーブオイル、にんにく、鷹の爪をいれてにんにくのまわりが黄金色になってきたら人参と菜花をいれます。
- 味付けにクレイジーソルトをかけたら出来上がり。お好みでレモンをかけてもOK
アンチョビとなばなの炒め物の相性が非常に良かったのでアヒージョにしたら美味しいのではと思い作ってみました。正直に申し上げますとこの調理法の中では一番美味しくありません。(笑)というのも菜花の葉っぱの部分が少し焦げやすくなっており乾燥海苔のようにぱりぱりになってしまうためです。しかし味は美味しく頂きました。個人的にはアヒージョにするなら甲殻類やジャガイモなどがやはりベストですね。
是非試してみてくださいね!