さつまいもの茎レシピ3選!食べ方や下処理(アク抜き)のやり方は?

さつまいもの茎といえば、芋づるともいわれている野菜。名前の通りさつまいもの茎の部分を指します。さつまいも狩りをしたことがある方はご存知かもしれませんが、この茎の部分を引っ張ってお芋の部分を取り出しますよね。この茎の部分も食べられるのはご存知ですか。

八百屋さんで、さつまいもの茎が販売されていたので気になって調理法などを野菜アドバイザーの方に伺いその通りに下処理、料理をしました!簡単に作れるきんぴら、佃煮、煮物のレシピも紹介していきます!

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さつまいも茎の食べ方や下処理とは?

さつまいもの茎の食べ方や下処理は少し手間がかかります。とてもアクの強い部分なので、あく抜きが必要です。八百屋さんに常在している野菜アドバイザーの方はこのように話していました。

八百屋さん
さつまいもの茎はとてもアクが強いのであく抜きが必要です。また、素手で皮を剥くと手が荒れる可能性があるので手袋をして皮を剥いて方が良いですよ!

とのことでした。

つまり、山芋と同じように素手で触るとアクの影響で手荒れの原因になる可能性があるというのです。また、この会話から皮を剥く必要があることもわかります。

さつまいもの茎のあく抜き方法・下処理方法

あく抜き方法は人それぞれかと思います。タケノコ、里芋、レンコンなどのあく抜きの方法と同じで構いません。重曹を使ってあく抜きをされている方もいるでしょうが、私の場合は焼きミョウバンを使用するやり方を紹介していきます。焼きミョウバンは重曹と同じように料理だけでなく、ミョウバンスプレーにしてしまえば、消臭スプレーとしても使える優れものです。一家に1つ用意しておくととても便利ですね。

私は特にアクの強い野菜のあく抜きは焼きミョウバンを使用していきます。まずはミョウバン水を作ります。
1.水2リットルに焼きミョウバンを大さじ1杯いれて溶かしておきます。(約2~3時間程度で白いミョウバンが水に溶け込みます)

ミョウバン水は常備しておくととても楽です。水2リットルのペットボトルにミョウバン(大さじ1)を溶かしたものを常に置いておくとアク抜きがとても楽ですよ!

2.さつまいもの茎は皮を剥いていきます。

上の写真のように皮がする~っと剥けます。細い部分から剥いていった方が剥きやすいです。太い茎の部分の皮は剥けない場合もありますがそこはかたく考えずある程度剥ければOK!
皮をむいた後の写真はこんな感じ☟☟左が皮、右が茎

3.皮を剥いたさつまいもの茎を5㎝程度にハサミでカットします。

4.カットしたさつまいもの茎をミョウバン水に2~3時間漬け込みます。
4.アクが抜けたら水洗いして塩茹でします。水1リットルに対して大さじ2程度の塩をいれて茹でましょう。
ザルにあけたら下処理完了です!

塩ゆでの時間の目安は、炒め物に使う場合は再沸騰から7分程度。そのまま煮物にする場合は再沸騰から5分程度でよいでしょう。※再沸騰とはお水を一度鍋で沸騰させて野菜をいれたら温度が下がりますので、そこから更に沸騰した地点を指します。

 この方法を行うことで、アクが抜けて煮崩れも防ぐほか、色もよく仕上がりますよ♡

さつまいもの茎レシピ3選

下処理を終えたさつまいもの茎を使った調理法を紹介していきます。さつまいもの茎を使ったレシピで人気のありそうな、きんぴら、佃煮、煮物を作ってどれが美味しいか比較してみました!

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さつまいもの茎のきんぴら


これは一番簡単に作れます。

材料

・さつまいもの茎 一握り程度
・人参 1/4本
・一味唐辛子(粉末) 適量
・本つゆ(キッコーマンの濃いだし本つゆ4倍濃縮) 大さじ2 ※めんつゆでOK!濃さは調整してください。
・砂糖 小さじ1
・いりごま(白) 適量

作り方

1.人参は細切りにします。
2.フライパンにごま油をひいて、人参とさつまいもの茎を炒めてきます。約2分程度。そこに一味を好みで振りかけます。
3.そこに本つゆと砂糖を加えて弱火にして煮立たせます。
4.つゆがなくなったら、お皿に盛っていりごまをトッピングしたら出来上がり。

おすすめ度

炒め物として使う場合、下茹での時点でかなり柔らかくしておく必要があると感じました。今回私は5分程度しか塩ゆでしていません。とても筋が残った状態で柔らかくないので食べずらかったです。味はさつまいもの風味は一切ありません。どちらかというとフキノトウに似ています。それよりも硬い茎です。その為、もし炒め物にしたい場合は下茹での時点で味見をして筋張っていないか確認してから炒めると良いでしょう

さつまいもの茎の佃煮


しいたけの出汁を使って佃煮を作りました。

材料

・さつまいも茎 1つまみ程度
・乾燥スライスしいたけ 2掴み
・お湯 600㏄
・醤油 大さじ2
・みりん 大さじ1
・砂糖 大さじ1

作り方

1.乾燥しいたけの出汁を使うので、乾燥したシイタケはお水またはお湯で戻します。

 お水の場合は前夜から600㏄の水につけて冷蔵庫で保存。翌朝にはしいたけも柔らかくなり出汁も出ています。
時間がないという人はお湯で戻していきます。沸騰したお湯600㏄に乾燥しいたけをいれて約15分程度したらしいたけが柔らかくなり、お湯も出汁が出て茶色くなります。柔らかくなっていない場合はさらに時間を置きましょう。
2.鍋にしいたけの出汁(600㏄)をいれて、さつまいもの茎そして戻したしいたけをいれて中火で煮ていきます。
3.みりん、砂糖を入れて更に5分程度煮ます。
4.醤油をいれて落し蓋をし(ない場合はアルミホイルで構いません)、汁が鍋底ぎりぎりで焦げない程度までなくなったら完成。

おすすめ度

さつまいもの茎の中で一番美味しい食べ方だと感じました。また、下茹での後もしっかり煮込むことで筋がとれてとても柔らかく食べやすくなります。フキノトウの佃煮にています。八百屋さんもさつまいもの茎は佃煮が美味しいといってましたが、実際に作ってみて本当だと感じました!今回私はしいたけで出汁をとりましたが、佃煮の作り方は人それぞれですし、めんつゆなんかでも簡単に作れるので出汁なしでも美味しいかと思います!

さつまいもの茎の煮物

材料

・さつまいもの茎 ひとつかみ程度
・油揚げ 2枚
・めんつゆ2倍濃縮1:水:4の割合(さつまいもの茎が浸かる程度の量で調整しましょう)

作り方

1.油揚げは1㎝程度の幅にカットして、お湯をかけます。
2.さつまいもの茎をめんつゆ1:水4の煮汁にいれて茹でます。茹で時間は5分程度。
3.さつまいもの茎が柔らかくなったことを確認し(下茹での状態で既に柔らかくなっている場合は煮る時間を短縮しても構いません)、油揚げをいれます。
4.更に1~2分煮たら出来上がりです。

おすすめ度

佃煮よりもインパクトにかけますが、上品なお汁、味が薄いものの方が好きという方はこちらの食べ方の方が好まれるでしょう。油揚げとの相性も良いです。ポイントは筋がなくなるまで煮ることです。そうすることで食べやすさがアップしますよ!

まとめ&感想

さつまいもの茎ですが、そういわれないとさつまいもとわからないほど、一切さつまいもの味がしません。下処理、そして調理全てをひっくるめてもとても手間のかかる野菜だと感じました。再度八百屋さんで見かけても恐らく手に取ることはないでしょう。手間がかかる上に、味や食感もそこまでインパクトがあるものではありませんでした。好みはもちろんあると思いますので、あくまでも参考までに!

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