2019/8/6に放送された『教えてもらう前と後』では麦茶が熱中症対策の飲み物として効果的であることを紹介されていました。また、カフェインが入ってるかについても明かされています。熱中症対策としてより効果的に麦茶を飲む方法なども紹介されています。その方法とは?
麦茶はカフェイン入ってる?
麦茶の原料となる大麦にはカフェインはほとんど含まれていません。一方『お茶』として分類される緑茶や紅茶は、カフェインを含んでいる茶葉を原料として作られています。
含有量はというと、「コーヒーは1杯【150ml)で90mgのカフェインが含まれています。紅茶は45mg、玄米茶は15mg、玉露は96mgに対して、麦茶は0gとノンカフェイン」なのです。
※含有量の参考URL:気になるお茶の【カフェイン】1日どのくらいなら安全なの?
妊婦がカフェインを摂り過ぎることにより、出生児が低体重となり、将来の健康リスクが高くなる可能性があると考えられていますよね。妊婦になってカフェインの入っていない飲み物を探されている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。麦茶は一般的なお茶で、手軽にスーパーで手に入れられる妊婦の方に優しいノンカフェインのお茶といえます。たんぽぽ茶などもノンカフェインで妊婦の方におススメであることで有名ですが、麦茶であれば身近で安く手に入れるがことが出来ますね。
麦茶が熱中症に効果的な理由?
熱中症対策として水よりも効果的である麦茶。北品川藤クリニック院長の石原藤樹先生は「原料の大麦は体温を低下させる働きがあるといわれています」。ビールも大麦の麦芽が原料で体を冷やす効果があるといわれていますよね。つまり大麦は体を冷やしてくれる効果が期待できるので暑い夏に飲む麦茶はお勧めの飲み物といえます。
更に注目すべきは脱水を防ぐ効果です。石原先生は「麦茶はコーヒーや緑茶とは違ってカフェインが含まれていません。カフェインというのは利尿作用があります。」と解説。つまり、他の飲み物に比べてカフェインが入っていない為に体から水分を出す回数が少なくなることになりますので、熱中症の原因となる脱水症状を抑えることが出来るというわけです。
熱中症に効果的な麦茶の飲み方とは?
麦茶を熱中症対策ドリンクにする方法は2つあります。1つは、『塩を加える』です。石原先生は、「麦茶に足りない成分である塩を加えることでスポーツドリンクに似たような成分にすることができます。」と解説。夏は汗をかくことで塩分が体外へ流れ出てしまいます。熱中症対策には塩分補給が不可欠です。そんな時は1リットルの麦茶に塩を1~2g入れて飲むと良いでしょう。
もう一つは『梅干しと蜂蜜を加える』です。作り方は簡単です。まず梅干しをハチミツにつけておき常温で3日ほど置きます。梅干しを一粒コップに入れ、浸したハチミツも大さじ1入れます。麦茶を注げば完成です。
まとめ&感想
いかがでしたか。暑いこの季節は水での水分補給よりも麦茶を飲むことで熱中症対策ができます。また、麦茶はカフェインが入っていて子供にも向いていないと以前考えられていましたが、他のお茶に比べてカフェインが含まれていないので妊婦の方にも、お子さんにも優しいドリンクです。この夏は麦茶で乗り切っていきましょう。