値段の違う梨を比較してみた!【豊水】どんな違いがあるの?

近所に果物卸売業者さんがあり大売出しをしていたので立ち寄ってみると「いい豊水があるから安くしてあげるよ~」と普段買わないような良質で高価な豊水をお手頃価格で販売してくれました。

スーパーに売られている5個700円位の通常の梨(豊水)がちょうど冷蔵庫にあったのでそれと、1個1000円の梨(豊水)を比較してみることにしました。

私は梨が有名な千葉県白井市の近くで育ったので梨には結構うるさい方です。一番好きな梨は幸水ですが大人になるにつれて豊水も好きになり始めました。

既に幸水の時期は終わってしまったので今回は同じ品種の梨(豊水)を異なる値段のものでどのような違いがあるのか比較していきたいと思います。同じ品種でも味や食感などが異なるのでしょうか。

目次

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値段の違う梨を比較【見た目】

左が1000円の豊水。右が140円の豊水です。1000円のものの方が黄色が強く、140円のものの方が緑がかっています。また、140円の皮の方がよりザラザラしており、1000円の皮の方が滑らかでした。
果梗(かこう)の部分を比較してみるとテーブルの上に水平に立てた際に1000円(左)のものはまっすぐに立ちその中心部分に果梗が位置していますが、140円(右)のものは軸が横にずれています。左右均等に丸く育っていないということでしょう。これも値段が下がる要因なのでしょうか。
横から観察してみましょう。140円(左)、1000円(右)。中心がやはりずれているのが安い方で、中心がしっかりとしていてずっしりとしたものが1000円のものです。大きさにも違いがあります。1000円のものの方が一回り大きいです。

値段の違う梨を比較【食感や味】

半分に切った断面です。左が140円、右が1000円のものです。両方ともみずみずしいのですが、140円のものの方が実がザラザラしており、1000円の方が実が滑らかなのがわかります。
左が140円。右が1000円。蜜の量が明らかに異なります。1000円のものの方が蜜が多く糖度が高そうです。また、触るとわかるのですが1000円のものの方が柔らかく皮もスムーズに剥けました。
左が140円。右が1000円。左のものの方がシャキシャキとした食感、ほんのりと酸味が残る中に梨の甘みを感じることができます。1000円のものは見た目の通り蜜が多く含まれるためより甘みが感じられ、酸味はなく濃厚な味わいです。1000円のものの方の食感はシャキシャキが少なく洋ナシのような柔らかさがあります。

まとめ


値段が安い梨と高い梨を比較してみましたが、思った以上に味や食感が異なったので驚きました。

安い梨は、私の知る『梨』の特徴をそのまま存分に楽しむことができます。梨の酸味、ほのかな甘さ、そしてみずみずしくシャキシャキとした食感がその特徴です。
反対に、高い梨は、その特徴が少し残ってはいるものの、より洋ナシに近い食感と糖度の高さが魅力です

 

全く異なる食感と味のため、どちらが美味しいというと決めがたいものがあります。どちらも全く異なる特徴があるのでできれば比較しながら楽しんで食べていただきたいです。

 

私の旦那はアメリカ出身の外国人なのですが日本の梨が大好きで梨の時期が来ると1日2~3個食べるほどです。彼は幸水よりも豊水が好きなのですが、
今回一緒に比較してもらったところ、彼は日本の梨らしい安い豊水の方が好みと話していました。

私は糖度が高い梨を食べる機会が少ないのでその目新しさから高い梨の方が美味しいと思いました。私は洋ナシがもともと大好きなのでその影響もあるかもしれません。

好みは人それぞれ異なるでしょう。

 

どなたかへのお土産や贈り物として選ぶのであれば高い梨の方が見た目が綺麗でサイズも大きいので喜ばれること間違いないでしょう。
しかし、梨らしい味をより味わえるのは安い方だと私は思いますので一度試食をして選んでもいいかと思います。

 

皆さんの参考にしてみてください。

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