モロヘイヤの美味しい食べ方や下処理の方法!茎の毒は?生で食べれる?

モロヘイヤといえば、一年中している野菜ですが、特に収穫のピークを迎えるのは8月頃の夏と言われています。家庭菜園で育てられたりもしていますが、誤った認識でモロヘイヤを食べるとその毒に侵されてしまうことも。モロヘイヤのネバネバ感を活かした美味しい食べ方や下処理方法を紹介していきます。

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モロヘイヤの下処理・茹で方は?

モロヘイヤは生で食べれる?

モロヘイヤは生食で食べれる野菜です。実際に葉っぱの部分をちぎって生のまま食べてみました。問題なく食べられます。

モロヘイヤを生で食べた時の味は、、、えぐみがあるというよりは草のような味。味は特に特徴がなく美味しいとも言えません。また、舌触りがとてもザラザラしています。

その為、モロヘイヤは生ではなく、湯がいて細かく切って食べると舌触りのザラザラ感がなくなって美味しくなると自負しています。

モロヘイヤの下処理・茹で方

用意するものはお水とお塩です。お湯に対して2%の塩を入れてサッと茹でます。
その前に!茎と葉の部分を分けましょう。こんな感じに☟

茎も食べたいという方は茎を先にお湯に投入してその1分後に葉っぱをいれてサッと湯がきます。※茎を食べない理由は後述しています。

30秒ほど葉を茹がいたらザルにあげて水を絞れば下処理終了。

 ザルにあげるタイミングの目安はお湯が緑色に変化する前に葉を取り出します。緑色の栄養が水に流れ出てしまってはもったいないです。湯がく際は『サッと』と基本に!

モロヘイヤの美味しい食べ方3選

モロヘイヤの毒に注意?!

はじめにモロヘイヤを食べるにあたって知っておきたい知識を紹介します。
モロヘイヤは葉っぱをちぎってその葉を食べることが一般的だと考えられています。というのも、モロヘイヤの茎や種子の部分に毒があると報告されている為です。しかし、食品安全委員会(内閣府の審議会等で、食品安全基本法に基づいて食品安全行政を行う機関)は、野菜として流通しているモロヘイヤを摂取することで健康被害が起こることはないと報告しています(2016ねん7月分)。

モロヘイヤに含まれる強心配糖体については、成熟した種子で最も多く含まれ
るほか、成熟中の種子、成熟種子の莢(さや)、発芽からしばらくまでの若葉など
にも含まれますが、収穫期の葉、茎、根の各部位並びに蕾(つぼみ)発生期の葉、
茎、根、蕾の各部位には含まれず、野菜としての“モロヘイヤ”、モロヘイヤ健康
食品、モロヘイヤ茶などからも検出されないことが報告されています。(中略)野菜として流通しているモロヘイヤを摂食することによって健康被害が起きることはないと考えられます。

確かに食用の野菜として流通しているモロヘイヤの茎や種子に毒が含まれている可能性があったとしたら、食品表示法や景表法などで規制がかかってどのモロヘイヤにも毒性があることを記載する義務が生まれそうですよね。

しかし、スーパーに売られているモロヘイヤをみても『毒』といったワードがかかれた表記は一切されていません。つまり流通しているモロヘイヤは毒がなく茎まで食べることが出来ることになります。

市販のものは大丈夫と言われても、疑い深い性格の私はリスクが考えられるものは一切手を付けないようにしてしまいます。。。だから市販のモロヘイヤの茎が大丈夫と言われても食べないのが私流です。

一番注意が必要なのは家庭菜園のモロヘイヤ。収穫時期を誤ると毒を摂取してしまうことも。以前『ザ!世界仰天ニュース』で北海道に住む女性が家庭菜園でモロヘイヤを育てていて、収穫時期を誤り、モロヘイヤの意外な毒の主成分であるオリトリサイドに侵されたことを取り上げて紹介されていました。このオリトリサイドとは、フグ毒にも匹敵するほどの猛毒の為、心拍を異常に活発化させます。とても危険な毒です。市販の野菜のモロヘイヤは大丈夫ですが、家庭菜園のモロヘイヤはくれぐれも収穫時期を注意するようにしましょう。

ネバネバを活かして練り物に


私はモロヘイヤのネバネバ感を活かして練り物のつなぎとして使っています。小麦粉や片栗粉の代わりに湯がいて細かく切ったモロヘイヤを入れることでネバネバがつなぎの役目をしてくれます。また、栄養価も上がりますね
念のため、鶏肉のつくねの作り方を紹介します。
【材料】
・鶏のミンチ 250g
・長ネギ(みじん切り) 1/4本
・生姜(みじん切り) 好みで。1かけ程度
・卵(任意) 1個または卵黄のみ

 卵をいれない場合は肉肉しいゴロっとしたつくねに!卵をいれるとチヂミのような柔らかいつくねに!
・モロヘイヤ(みじん切り) 一掴み(生の状態で)

・★本つゆ(キッコーマンの濃いだし 本つゆがおすすめ)大さじ1程度
・★粗びき胡椒 少々

(照り焼きソース)
・醤油 大さじ2
・みりん 大さじ2
・砂糖 小さじ1/2

【作り方・レシピ】
1.野菜は全てみじん切りにしてボウルに入れます。※生姜チューブでもOKですが、みじん切りにしたほうが生姜のうま味を感じやすくなります。
2.鶏のミンチ、卵、★をいれてよく混ぜます。

3.フライパンにごま油をひいて、そこにスプーンですくった2を入れて両面焼いていきます。

 注意:卵もいれて混ぜた場合は形作るのが難しいので、ホットケーキのように大きく焼いていき、焼けてから一口サイズに切ります。
卵なしはこんな感じ☟

卵をいれたものはこんな感じ☟

4.両面焦げ色がついたら照り焼きソースをいれて蓋をし、弱火で蒸し焼きにしていきます。3~4分程度じっくり蒸したら完成。

卵かけごはん!万能調味料として


これはめちゃくちゃ簡単に作れます。万能調味料というよりはソース。卵ご飯として食べたり、そうめんや蕎麦、うどん(特に平打ち麺)などにかけて食べても美味しいです。暑い夏、ネバネバしたものが食べたくなった時に簡単に作れます。
【材料】
・モロヘイヤ ひとつかみ(生の状態で)
・本つゆ(キッコーマンの濃いだし 本つゆがおすすめ)大さじ1
・卵
【作り方】
1.モロヘイヤをみじん切りにしてネバネバを出します。
2.ボウルに入れて卵を割り入れてかき混ぜます。
3.本つゆをいれて味を調えたら出来上がり。
ごはんにかけたり、麺類にかけてお召し上がりください。

お浸しにしてみた


一般的なモロヘイヤの食べ方として多く紹介されていたのが『お浸し』です。湯がいたモロヘイヤにめんつゆをかけて食べてみると、、、、

う~ん、正直他の野菜で作ったお浸しの方が美味しいですね。特におすすめは紅菜苔のお浸しです。モロヘイヤのお浸しは葉っぱの部分が尖っているので肌触りが少し気になりました。せっかくのネバネバも活かせていない印象です。

紅菜苔のお浸しに関しては下記記事で紹介しています。☟☟

今回はモロヘイヤの美味しい食べ方のご紹介でしたが、モロヘイヤの栄養の凄さは下記記事で紹介しています。

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まとめ&感想

もろへいやのまとめ

  • 生ではなく湯がいて食べる
  • 茎や種子には毒があるので家庭菜園の場合は注意
  • 市販のモロヘイヤには毒がない
  • ネバネバを活かした調理法は、練り物、調味料として使う!
  • お浸しはそこそこのお味

参考になったら嬉しいです。是非試してみてください。

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