豆苗といえば、激安で一度使っても水につけておけば再度また育ってくることでも家庭に親しまれている野菜です。体にいいと聞いて普段の食事に取り入れている方も多いと思いますが、豆苗とはそもそも何の豆なのでしょうか。
この記事では『林修の今でしょ!講座』で紹介されていた豆苗がなんの野菜の子供であるのか、栄養や効能、そして栄養を効率よく摂取する食べ方を紹介していきます。
豆苗は何の豆?
炒め物やサラダ、鍋にいれても美味しい豆苗ですが、豆苗は何の豆なのでしょうか。『豆の苗』がつくことから大豆など何かの豆に関係していると想像されている方もいるでしょう。それは正解です。実は豆苗はさやエンドウの赤ちゃんです。
ちなみにさやえんどうがさらに成長すると、グリーンピースになります。
言われてみると『確かに!』となりますよね。味は豆苗の方が苦く硬いので全くことなる品種にも思えますが、その苦み成分は野菜の赤ちゃんならではの特徴です。
害虫などから身を守るためにあえて美味しくならないように苦み成分があるといいます。美味しくて他の動物に食べられてしまっては種が繁栄できなくなってしまいますので、あえて苦み成分をいれているのです。
豆苗の栄養や効能
骨を丈夫にする
骨を丈夫にするためには、カルシウムだけ摂取しているだけではダメで、豆苗に含まれる『ビタミンK』という成分が合わさってより骨を丈夫にしていくれます。
豆苗の凄いところはそのビタミンKの含有量が大人になったさやえんどうの約6倍含まれていること。
【ビタミンK含有量】
さやえんどう(100g):47㎍
豆苗(100g):280㎍
ビタミンKはどのように骨に良いのでしょうか。
骨は一定量のカルシウムの出入りなどにより常に新しくつくりかえられています。それと同時に骨というのはカルシウムだけでなく、コラーゲンから構成されています。
骨=2/3カルシウム+1/3コラーゲン
カルシウムだけで骨ができていたら、ちょっとした衝撃でぽきっと折れてしまいます。骨にしなやかさを加えるにはタンパク質(コラーゲン)が必要になってきます。
ビタミンKという成分はカルシウムやタンパク質(コラーゲン)の吸収をUPさせ骨の形成を促す働きがあります。その為、豆苗が骨を丈夫にする野菜となってくるわけです。
厚生労働省が推奨する1日に摂取すべきビタミンKの量は成人150㎍といわれています。
さやえんどうで摂ろうとすると、約300g、豆苗で摂ろうとすると約70gで摂取できます。
さやえんどうに負けない栄養素
食品成分データベース(可食部100g中) | さやえんどう | 豆苗 |
ビタミンA | 47㎎ | 250㎎ |
ビタミンE | 0.9㎎ | 3.5㎎ |
β-カロテン | 560㎍ | 3000㎍ |
免疫力を向上させてくれるβ-カロテンはさやえんどうの約5倍。ビタミンAもビタミンEもさやえんどうより多く含まれています。
子供の段階の野菜だからと言って侮れないですね。大人になった野菜の方が大きく栄養があるという概念は誤っているといえそうです。子供の野菜の方が栄養が豊富な場合もありえるのです。
抗酸化作用
赤ちゃんならではの苦み成分が含まれていることは前述しましたが、抗酸化成分は肌や血管の老化の原因となる活性酸素を抑制する働きがあります。その為、血管や肌の老化を防ぐ働きが期待できます。
豆苗の栄養を効率よく摂取する食べ方
豆苗(ビタミンK)+チーズ(カルシウム)を一緒に摂取することで、カルシウム吸収率がアップします。
更に、豆苗(ビタミンK)+鶏肉(タンパク質)=タンパク質の吸収率をアップします。
つまり、豆苗のビタミンKはカルシウムとタンパク質の吸収率をアップする働きがあるため、この2つの成分と合わせて食べることでより骨を強くしてくれるという原理になります。