モロヘイヤといえば、そのぬめりが特徴で7〜8月の夏場に市場に出てくる野菜として知られています。夏バテ予防や美容効果があると考えられている野菜ですが、どのような栄養を含んでおり効能があるのでしょうか。
モロヘイヤが体に与えてくれる影響が気になったので調べてまとめてみました。
モロヘイヤの栄養や効能
この記事の目次
モロヘイヤのβカロテンが凄い!
2020年8月27日に放送された『主治医が見つかる診療所』ではモロヘイヤを使ったスープを板野友美さんが作っており、それに対して石原新菜医師が「モロヘイヤはβカロテンがトップクラスなんですね。βカロテンは体の中に入るとビタミンAに変わります。ビタミンAには抗酸化作用が強くて美肌効果・免疫強化などいいことばっかりあります」とモロヘイヤの凄さの説明を補足されていました。
板野友美さんは番組内で唯一健康的な血液の持ち主と紹介されており、食生活など学ぶところがたくさんありました。板野友美さんの食生活などは下記記事で詳しく紹介しています。↓
また、大正製薬のNatureMadeでは「ベータカロテンはビタミンAに変換されて作用することから、生体内では皮膚や粘膜の健康を維持したり、光刺激反応に重要な役割をしたり、様々な細胞の増殖や分化に寄与します。」とベータカロテンの効能に関して説明されています。
モロヘイヤが夏バテや美容に効果が期待できるというのはこのβカロテンの含有量の多さからきているものであることがわかります。
しかし、βカロテンというと人参などの他の野菜も多いことで知られていますよね。モロヘイヤはどれだけβカロテンを含んでいるのでしょうか。
βカロテンが多い食べ物・モロヘイヤはそんなに多いの?
モロヘイヤ100gあたりのβカロテン含有量は生の場合10000μg。茹でた場合は6600μgです。
βカロテンが多く含まれている食品として有名な人参は100gあたりの含有量は、皮付きの場合生でも茹でたものでも6900μg。
ちなみに皮をむいたものは、生の場合6700μg、茹でた場合に7200μgと、皮を剥いて茹でた場合が一番βカロテンの含有量が高くなっていました。
またほうれん草は100gで生の場合4200μg、茹でた場合は5400μgでした。
※栄養成分含有量は文部科学省の食品成分データベースを参考にしています。
このように比較してみると人参やほうれん草などβカロテンが多いと知られる野菜に比べても、モロヘイヤを生で食べた場合トップクラスに含有量が多いことがわかります。
モロヘイヤの栄養をより摂取できる食べ方とは?
モロヘイヤの特徴であるβカロテンの栄養をより多く摂取したい場合は生で食べるのがBESTといえます。
茹でてしまうと、生のものに比べて4400μgものβカロテンが失われてしまいます。この数値でも人参と同格程度なので高いといえますが、より摂取したい方は生で食べるのが良いでしょう。
モロヘイヤは生でも食べられる野菜です。しかし、茎や種の部分に毒があることでも有名な野菜なので食べ方には注意が必要です。一般的に野菜として流通しているモロヘイヤに関しては毒がない状態なので問題なく食べられますが、家庭菜園などで作ったモロヘイヤを食べる場合は毒がある可能性があるので気をつけましょう。
流通しているものでも怖いという場合は、や茎の部分に毒が含まれていると言われていますので、葉の部分をちぎって調理に使うと良いでしょう。
モロヘイヤはネバネバした食感が特徴です。個人的には加熱したもののほうが美味しいと感じてますのでスープなどに入れて食べるのがおすすめですが、生で食べたい場合はみじん切りにして納豆と一緒に食べるのも良いでしょう。またそうめんのつゆにいれて食べるのも美味しいと思います。
より詳しくモロヘイヤの美味しい食べ方を紹介しています。実際に作ったレシピ+レビューもあるので是非併せてご覧ください♡↓
まとめ&感想
いかがでしたか。モロヘイヤのβカロテンの含有量がこんなにも多いとは知りませんでした。ネバネバのものは特に夏場に食べたくなりますよね。これだけβカロテンが含まれていて美容効果や免疫強化に効果が期待できるのであれば積極的に摂取したいですね。しかし、私の旦那はアメリカ人なのでネバネバ食感になれておらず一切食べてくれません。モロヘイヤのネバネバをなくしてしまってはせっかくの栄養も逃げてしまいそうですし、、、外国人でネバネバ嫌いでも美味しいと食べてくれるモロヘイヤ料理を模索中です。