ふきといえば、山菜として知られフキの地下茎から出てくる花のツボミをフキノトウと呼びます。多く市場に出回る時期が3月~5月頃なので主に春の野菜として知られていますね。そんなふきが八百屋さんで販売されていたので、さっそくどんな食べ方をしたら美味しいのか検証してみました!
自分なりのあく抜き法、下処理などの炊き方も併せて紹介していきます。
ふきの炊き方・下処理は?
この記事の目次
ふきを買ってからはや2週間がたっていましたが、野菜室にそのまま葉っぱごと入れておいて形は曲がっていびつになったものの、普通にまだまだシャキシャキした状態でした。ふきの生命力に驚きました。しおれていません。
ふきはアクが強いのが特徴なので、下処理としてあく抜きをしていく必要があります。また、皮を剥くのも基本です。それでは下処理のやり方を写真付きで紹介していきます。
ミョウバン水の作り方
一般的なミョウバン液は水2リットルに大さじ1の焼きミョウバンを入れて溶かしたら完成。この溶かす作業が実は時間かかるので、あく抜きをする前夜にやっておくことをお勧めします。私はミョウバン液を2リットルのペットボトルに入れて保管しているのでいつでも使えるようにしています。
通常はアクの強い栗、里芋、レンコンなどに使います。その際は、ミョウバン液に2~3時間つけ置きしてアクが抜けたら水洗いして茹でます。
板ずりのポイント
茎の太さを合わせて少量ずつ行っていくと簡単です。みるみる茶色い汚れのようなものが取れていきます。
※ふきの葉の部分の調理法などは下記記事で別途紹介しています。☟
ふきの調理法!3レシピ
ここから紹介するふき料理は全て下処理を終えたふきを使用しています。
ふきと油揚げの煮物
【材料】
- めんつゆ2倍濃縮 50㏄
- 水 150㏄
- 油揚げ 1枚(細切り)
- ふき(太めのもの) 少量
- 好みで七味 適量
【作り方】
ふきのきんぴら炒め
【材料】
- 唐辛子(輪切り) 適量
- ふき(中くらいの大きさのもの) 5㎝のものを一握り程度
- ごぼう 1/2本
- 人参(細い部分) 1/2本
- ごま油 大さじ1
- めんつゆ(2倍濃縮) 大さじ2
- 三温糖 小さじ1/2
【作り方】
ふきのきゃらぶき(漬物)
【材料】
- ふき 5㎝のものを一握り程度
- ☆醤油 50g
- ☆三温糖 小さじ4 15g
- ☆みりん 50g
- ☆酒 25g
- 水 100ml
- 昆布 適量
【作り方】
ふきの美味しい食べ方はどれ?
いかがでしたでしょうか。下処理に少し手間がかかる野菜ではありますが、下処理さえ終えてしまえば後は簡単です。また、しっかりとあく抜きをしておくことで後の料理で失敗しづらくなります。今回3料理作ってみましたが、どれが一番美味しいか決めがたいくらいどれも美味しく頂きました。ふきはしっかりと煮汁を吸い取ってくれるので味もしみしみになります。そういった点で佃煮や煮物がやはり向いているのかな~っと思いました。しかし炒め物でも下処理をちゃんとしておけば十分美味しく食べられます。どの料理もごはんのお供に向いています。味付けをより濃くすることでお酒のお摘みにも向いているでしょう。少し手間はかかりますが、どの料理も本当に簡単なのでぜひ試してみてください♡