甘唐辛子が八百屋に売られていたので、気になって買ってみました。見た目は青唐辛子に似ています。青唐辛子とは違うのか、どれくらい辛いのか、どんな調理法をすると美味しいのかなど気になったので生、炒め物、煮物にしてどれが美味しいかったかレビューしてみました!
甘唐辛子とは?
この記事の目次
甘唐辛子はナス科トウガラシ属の野菜で、甘唐辛子の中には、ピーマン、パプリカ、そしてしし唐などが含まれています。旬の食材百科さんではこのように解説されています。
ししとう(獅子唐)は甘とうがらし(唐辛子甘味種)の一種で、「南蛮辛子」又は「南蛮」とも呼ばれ、 辛い唐辛子と同じトウガラシ属になります。(中略)また、ピーマンやパプリカも甘とうがらし(唐辛子甘味種)の部類(後略)
つまり、甘唐辛子という唐辛子の品種があって、その中に、ピーマン、パプリカ、しし唐などが含まれることになります。その中でも代表的なものが「しし唐」だというのです。唐辛子の中でもたしかにピーマン、パプリカ、しし唐は辛みが抑えられている気がしますよね。青唐辛子や赤唐辛子に比べたら甘いのが特徴です。
甘唐辛子の味は?
今回『甘唐辛子』と記載された商品を買ってみて実際に食べてみましたが、食感がしし唐とほとんど変わりませんでした。味に関しては、しし唐よりもクセや苦みがなくとても食べやすいピーマンといった印象です。また青唐辛子よりもどちらかといえばピーマンに近い食感と味で、新鮮なものであればパリパリ、シャキシャキとした食感が楽しめます。生のままで食べてもピーマンほど青臭さがなく、種の部分を食べるとピリッとした辛さが口の中に残ります。種を除いてしまえば辛さは一切感じません。『甘』という文字がついている理由がわかります。
甘唐辛子の食べ方
生で食べてみた
生で食べられる野菜なので、バーニャカウダとして食べることにしました。バーニャカウダのソースは即席で簡単に作ったものを使用。
【バーニャカウダの作り方】
1.にんにく(3かけ)をみじん切りにします。
2.1を耐熱皿にいれてオリーブオイルに浸します。
3.電子レンジで1~2分加熱します。
4.そこにアンチョビチューブを2㎝程度いれてかき混ぜれば出来上がり。
生で食べてとても美味しい野菜だと感じました。特に種から離れた部分は甘く食べやすいです。種の部分を食べるとピリッとした辛さがありますので、生で食べるときは種を抜いて食べても良いかもしれません。ピリッとした辛さが好きな方はそのままかじって食べて美味しいと感じられるでしょう。物凄い辛いわけではないので、わさびのつーんとした辛さにどちらかというと似ているかもしれません。
炒め物にしてみた
・甘唐辛子 適量
・ツナ缶 1缶
・★赤みそ 大さじ1/2
・★みりん 大さじ1/2
・★砂糖 小さじ1
・好みで白ごま(いり)
1.赤唐辛子を縦に半分、横に半分にカットします。
2.フライパンにごま油をひいて、まずはツナ缶(水を抜いたもの)をいれて炒めていき、水分を飛ばします。
3.ツナの水分が抜けたら甘唐辛子を投入。
4.そこに★を合わせた調味料をいれて炒めていきます。
5.調味料が全体にまわったらお皿に盛り、好みで白ごまをかければ完成
煮物にしてみた
・甘唐辛子 適量
・鰹節 適量
・めんつゆ2倍濃縮
※水とめんつゆは1:1でいれたものを煮汁として使用(お使いのめんつゆのパッケージに煮物用に使う場合の目安の希釈法が記載されていますので、それに沿っても構いませんし、下記記事ではめんつゆの希釈計算法を紹介していますので、そちらを参考にされても構いません。
【作り方】
1.めんつゆと水を1:1で鍋にいれて沸騰させます。
2.甘唐辛子は横半分にカットします。
3.沸騰した煮汁に甘唐辛子をいれて約1~2分煮ます。
4.火を止めて煮汁に浸しておくと更に煮汁を吸い込んで美味しくなります。
5.盛り付け時に鰹節をかけたら出来上がりです。
甘唐辛子を使ったキーマカレー
・新生姜 1/2かけ
・人参 1/6本
・にんにく 2かけ
・玉ねぎ 1/2個
・鶏ミンチ肉 200g~250g
・甘唐辛子 3本
・★カレー粉 10振り
・★ガラムマサラ 10振り
・★ナツメグ 5振り
・★コショウ 5振り
・ケチャップ 大さじ3
・ごま油 大さじ1
私の旦那はこれが一番美味しい!と私の分まで食べてしまっていました。笑 始めに味見しといてよかった。。笑
ご飯と一緒に食べても良し!ナンにつけて食べても良し!そのままのメインディッシュとして食べても美味しいです。アレンジによってはパスタやラザニアの具としても使えますので是非試してみてください♡
まとめ&感想
いかがでしたか。甘唐辛子はしし唐やピーマンに似ていますが、クセや苦みが一切なく、とても食べやすい野菜です。種をいれるかいれないかで味がぐんっと変わってきます。特に加熱する調理法を適用する場合は、ご自身の好みに合わせて辛さを調整するといいでしょう。新鮮なものであれば生で食べられるのも嬉しいですね。とてもシャキシャキとした食感を楽しむことができる野菜です。私はカレーが一番好きな調理法でした。次に好きだったのが煮物です。カレーは特にスパイスとの相性もよく赤唐辛子の粉末を一切使わなくとも甘唐辛子の種が辛さを出してくれていたのでよりフレッシュな辛さを味わうことができました。また、今回は試していませんが天ぷらにも適した食材だと感じました。是非試してみてくださいね♡