
2019/7/23に放送されたTBS系テレビ番組『教えてもらう前と後』では食材の本来の味や栄養を冷凍という技法を使ってとことん引き出すのが得意な冷凍生活アドバイザーの西川剛史さんが冷凍保存のやり方、そしてそれを使ったレシピを紹介されていました。その中の1つである小松菜の冷凍保存法とそれを使ったレシピとは?
冷凍小松菜を簡単お浸しに
小松菜を4㎝程度のざく切りにして、保存袋に入れて空気を抜いたら1日冷凍します。
※小松菜は新鮮なものを使い早めに召し上がり下さい。
凍ったままの小松菜にめんつゆを合わせたら完成です。
小松菜は冷凍させるとまるで茹でた時みたいにしなります。西川さんによると「冷凍して解凍することで繊維が柔らかくなり、火にかけなくても食べられるようになります」と解説。
つまり、調理の工程が冷凍させるのみで茹でる必要がないので水に流れやすいビタミンCを流出させずにお浸しを作ることが出来るというわけです。
小松菜の場合はアクも少ないので茹でなくても美味しい野菜です。
小松菜の栄養
小松菜にはどのような栄養があるのか調べてみました。
小松菜の主な栄養素は、、、
- β-カロテンが小松菜100gあたり3100μgと多く含まれています。βカロテンはビタミンAに変換される成分で、含有量はにんじんやほうれん草には及びませんが、がんの予防、免疫力の強化、アンチエイジングなど、健康を保つ大切な役割をしている栄養素です。トマトやピーマンのβカロテン含有量は1000μg以下なのでそれよりも多く含まれていますので比較的βカロテンが多い野菜といえそうです。
- カルシウムが小松菜100gあたり170mg含まれています。これは生の状態の小松菜で、茹でると150㎎に減ってしまいます。その為、冷凍でたべることによってよりカルシウムが摂取できることがわかります
- カリウムが小松菜100gあたり500㎎含まれています。これは生の状態ですので、茹でるとなんと140㎎に減ってしまいます。カリウムの1日の摂取目安量は18歳以上男性では1日2,500mg、女性では2,000mgと言われていますのでなるべく茹でずに摂取したいですね
- ビタミンCが小松菜100gあたり39㎎含まれています。これは生の状態ですので、茹でると21㎎に減ってしまいます。西川さんのいうとおり茹でずに凍らして食べたほうがビタミンCを効率よく摂取することができることになりますね
いかがでしたでしょうか。ほうれん草もそうですが、下処理として茹でてしまうことによって本来の栄養素が流れ出てしまうことがあります。その為最近では湯がかずに電子レンジで下処理をする方も増えてきました。しかしこれが冷凍という技法を使ってお浸しを作ることが可能となってくると効率的でとても料理が楽になってきますね。
教えてもらう前と後
『教えてもらう前と後』は、毎日放送の制作でTBS系列にて2017年10月17日から毎週火曜20:00 - 20:54に放送されている教養バラエティ番組である。
まとめ&感想
いかがでしたか。葉物野菜は購入して冷蔵保存していると葉の部分がしんなりしてしまいすぐにダメになりがちです。それを冷凍できて、更に冷凍状態を活かしてそのままお浸しにできるなんてまさに『時短レシピ』です。また栄養面でも効率よく小松菜の栄養素を摂取できるということなので、これからはこのお浸しレシピを使っていきたいですね。