野菜は調理法によって栄養の保たれ方が異なります。最近では時短で簡単に調理できる方法が注目されていますが栄養を損なってしまうやり方ではもったいない食べ方です。
とうもろこしの茹で方に関しては簡単&時短にもかかわらず、栄養価も高い状態で調理する方法が電子レンジを使った方法です。
このブログではとうもろこしの電子レンジでの加熱方法、美味しいものの選び方、そして調理法による栄養の違いを紹介していきたいと思います。
甘いトウモロコシの選び方
この記事の目次
切り口を見る
TBS系テレビ番組『教えてもらう前と後』では農園の方が「切り口がポイント」と紹介されていました。切り口とはトウモロコシの底の部分です。この部分の色を確認していきます。この茎の部分が白いものが甘いトウモロコシです。
トウモロコシの茎はもともと白いので収穫したては白いですが、日が経つと茶色くなり甘味が落ちてしまいます。「茶色くなっているものは劣化した状態で水分も飛んでいますし、甘さもなくなっている」と農園の方は話されていました。
今回私が購入したものは白くはないですが、まだ乾燥はしていない状態であったためか茹でて食べたらとても甘く美味しかったです。
番組内では実際に糖度を図っていました。茶色いもの:12%、白いもの:15%と白い方が糖度が高いことを証明されていました。
鮮度が一番
とうもろこしは鮮度が一番大事です。収穫から1~2日以内に食べるのがベスト。3日目になると甘味がなくなります。
その為、購入時のポイントとして、その日に食べる分だけ購入することをおすすめします。大量に買って冷蔵庫で長期保存は禁物です。
また、鮮度でいうと産地も重要です。なるべく流通時間が少ない近場の産地のものを選ぶようにしましょう。輸送に時間がかかってしまうとその分鮮度も落ちます。
穂先のひげを見る
とうもろこしのひげの数は粒の数と一緒です。つまり、ひげが多いほど粒が多く入っている証拠ですので、買う時はひげがたっぷりついたものを選ぶと良いでしょう。
また、穂先の部分を握って太いものは実がつまっている証拠です。なるべく太めのものを選ぶと良いですよ。
トウモロコシの栄養を無駄にしない調理方法
一般的に知られている下処理の方法は、皮をむいてから茹でますよね。しかし、皮をむかずにそのまま電子レンジで温める方法が適しています。野菜ソムリエの松岡とし子さんは「皮をむかないで温める方が実の水分の減り具合が少ない」と解説されていました。
皮のまま600wで5分加熱しましょう。500wの場合は7分加熱です。
ゆで | レンジ | |
カリウム | 290mg | 330mg |
ビタミンB1 | 0.12mg | 0.16mg |
ビタミンB6 | 0.12mg | 0.14mg |
葉酸 | 86mg | 97㎎ |
出典:日本食品標準成分表2015年版(七訂)
グラフを見ていただくとわかるかと思いますが、電子レンジで加熱した方が茹でた時より栄養が多く残ります。
電子レンジで加熱したトウモロコシの皮を簡単に剥く方法
しかし、熱々すぎて皮が剥けない!ということも。そこで電子レンジ料理研究家であるタケムラダイさんは「電子レンジで加熱したトウモロコシの切り口(根に近い部分)を包丁で切ります。穂先(皮のてっぺんの部分)の部分をつまみ上下にフリフリしていくと、下からトウモロコシがすぽんと出てきます」と裏技を伝授されていました。
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まとめ&感想
いかがでしたか。とうもろこしの選び方は、切り口が白いこと、鮮度が大事、そして穂先の毛の多さを確認することでした。
また、電子レンジで加熱調理することでよりとうもろこしの栄養を保持した状態で摂取することが出来ます。作り方は簡単で皮ごと5分加熱するのみです。
これからの季節トウモロコシがとても美味しい時期です。電子レンジで加熱をする下処理は私もやっていますが茹でるよりもとても簡単なので是非試してみてください!