2019/3/13に放送されたテレビ東京系情報番組「ソレダメ! ~あなたの常識は非常識!?~」では料理の新常識を紹介されていました。その調味料に関する常識というのが、調味料の分量を詳しく解説するというもの。
レシピ本を見ていても調味料の正しい分量がわからない。どの調味料からいれていけばいいかわからないといった疑問を解消できるような内容をご紹介していきたいと思います。
料理の『さしすせそ』
和食の味付けの基本といわれているのが、料理の『さしすせそ』!これは、
さ:砂糖
し:塩
す:お酢
せ:醤油
そ:味噌
を表します。このさしすせそは煮物などを作る際の味付けの順番を表します。つまり、『さしすせそ』と覚えておくことで、普段の煮物料理に使える調味料の入れる順番がわかります。
浸透しずらい砂糖から入れ、しょうゆやみそなどは香りを楽しむものなので料理の最後にいれるというもの。ちなみに本みりんは砂糖の前に。みりん風調味料の場合は風味を加えるものなので料理の最後にいれるとよいと言われています。
だしの目分量の覚え方
いりこだし、あごだし、しいたけのだしなど、和風料理には欠かせないだし汁の調理法。現在ではだしの粉末も市販されていますので、粉末状のものを利用されている方も多いかと思いますが、料理を更にこだわりたい!だしを乾物から作ってみたい!従来の作り方で調理したい!という方もいらっしゃるかと思います。
だし汁作りの分量の基本はこれ。水1リットルに対して2掴みの乾物です。つまり、イリコのだしを作りたい場合は、水1リットルに2掴みのいりこをいれて作っていきます。イリコの場合は常温で30分ほど置いてから中火でアクをとりながら5分煮て、こしていけばだし汁のできあがりです。
さば節や鰹節も同等に、1リットルに対して2掴みいれていき、煮立たせながらアクをとってこせば出来上がり。とだし汁の基本は2掴みにあると覚えておくと簡単です。
更に詳しいだし汁の作り方は下記記事で紹介していますので宜しければご覧ください。☟
調味料の分量の疑問を解消!ひとつまみとは?
レシピ本を見ながら調理をしていると『ひとつかみ』や『少々』など曖昧でわかりにくい表記がされていることがあります。具体的にどれくらいの分量をいれるのが正しいのか知らない方も多いのではないでしょうか。
「ソレダメ! ~あなたの常識は非常識!?~」では、調味料の分量に関する疑問を解消される情報を紹介されていました。
塩のひとつかみは:指3本
塩の少々は:指2本
計量スプーンの大匙1は:こぼれる直前まで注ぐこと
計量スプーンの大匙1/2は:一度、すりきりで大匙1を計ります。そしてスプーンの柄で半分に分け片方を払う(縦でも横でもOK)
生姜ひとかけ:親指の大きさ(約10g)
ひたひた(水加減):食材が少し水面から出るくらい→水分が少ないため食材のぶつかりを避けられるので煮崩れしにくい
かぶるくらい(水加減):食材が水面からでない「ソレダメ! ~あなたの常識は非常識!?~」
今までレシピ本通りに作っていてもなかなか味が決まらないという方もいらっしゃるかと思います。その場合はこれら分量を間違って使用されている可能性があります。正しい分量の計り方を知ってレシピ本通りの美味しい料理を作ってみてはいかがでしょうか。
調味料の目分量で簡単な方法とは?
目分量で一番簡単に覚えられる方法は『1:1:1』の調味料を使っていくことです。例えば肉じゃがなどの煮物には『だし汁1:醤油1:みりん1』や『砂糖1:醤油1:みりん1』などすべての調味料を1:1:1の割合にして作っていくというもの。甘い煮物が苦手なが方は前者の方法で、甘めの味が宜しい方は後者の方法で調理していくと良いでしょう。
他にも以前ミツカンのCMなどで紹介されていた、味ぽんと水を1:1の割合で作っていく鶏手羽のさっぱり煮などもあります。つまり、煮物に必要な主な調味料、だし汁、しょうゆ、みりん、酢、砂糖を自分の好みの味で1:1:1の割合で作っていくと簡単に煮物を作ることができます。