ターサイ(搨菜、タオサイ)は中国読みではターツァイと呼ばれ白菜やチンゲンサイの仲間で、冬場になると八百屋やスーパーで見かけるようになる野菜です。
通年見かける野菜ではないので、調理をされたことがない人も多いのではないでしょうか。ターサイを実際に色々な方法で調理し食べてみましたのでそのレビュー(レシピ)を紹介していきます。
ターサイは生で食べれる?
この記事の目次
ターサイを買ってきて実際に生でそのままかじってみました。一噛み目は『あれ、臭みもないし結構生でいける野菜なのかも?』と思ったのですが、二噛み目から青臭い味が口の中に広がり生ではお勧めできない味だと気付きました。
味はチンゲンサイと小松菜を混ぜたような味でどちらかというとチンゲンサイに似ています。だから中華に合うとよく言われているのですね。触感もチンゲンサイそっくりで、チンゲンサイの小さい版がターサイといったイメージです。
しかし、チンゲンサイよりも青臭さは薄いと感じました。また野菜の甘味を感じられました。
ターサイを炒めてみた!
ターサイは豚肉と牛肉との相性が良いと言われています。実際に八百屋さんに聞いたところ、『中華系の味付けに向いているのと、ごま油、ベーコンと一緒に炒めると美味しい』と言っていたのでその通りに試してみました!
中華風ターサイのベーコン炒め
【材料】
- ターサイ 1/4束
- ベーコン 1袋
- にんにく 1片
- 塩コショウ 適量
- オイスターソース 適量
【作り方】
- ターサイは良く洗います。根っこの部分から切り落とします。ニンニクはみじん切りに。ベーコンは1~2㎝程度に切ります
- フライパンにごま油をひいて、ニンニクとベーコンを炒めます。
- ニンニクが躍り始めたらターサイを加えます。
- 味付けに塩コショウ少々とオイスターソースを加えて出来上がりです
豚肉と牛肉との相性がいいということですが、鶏肉とは相性が悪いのか試してみたかったので冷凍庫にあった鶏むね肉(下味がついている状態)を使って調理してみました!
鶏むね肉とターサイの味噌ヨーグルト炒め
【材料】
- ターサイ 半束
- 鶏むね肉 下味をつけてあるもの
- ニンニク 2片
- 鷹の爪 数量
- 玉ねぎ 半玉
- 鶏がらスープの素 適量
- 塩 適量
- 白ごま 適量
鶏肉の下味はヨーグルトと麹味噌を混ぜたものを一緒につけて冷凍保存していました。下味のつけ方は別記事で紹介しています。今回は普通のヨーグルトを使ってつけていました。つけた期間は約1週間。
すぐに作りたいという方は冷蔵保存で2~3時間漬け置きしておくだけでも良いかと思います。
【作り方】
- ニンニクはみじん切り、玉ねぎは繊維に沿って薄切りに、鷹の爪は輪切りになっているものを使います。ターサイは良く洗って根本から切ります。
- 鶏肉は解凍しておきます。解凍する時間がなければ一度湯煎するか電子レンジでチンしましょう(約5~7分,注:完全に加熱しないようにあくまでも解凍)
- フライパンにごま油をひいて、にんにく、鷹の爪をいれて油に風味を加えていきます。ニンニクが躍り始めたら玉ねぎもいれて黄色くなるまで炒めましょう。
- 下味の付いている鶏肉を入れます。味噌でコーティングされていますので弱火で蓋をして蒸し焼き状態に。この時に強火で炒めてしまうと焦げの原因となりますので注意が必要です
- 鶏肉が中まで火が通ったことを確認し、ターサイを加えます。ターサイがしんなりするまで炒めていきましょう
- 味付けに塩、鶏がらスープの素をいれて自分好みの味にしていきます。塩一振り、鶏がらスープの素は小匙2程度
- お皿に盛りつけて、白ごまを潰しながら振りかければ完成
ターサイを塩漬けにしてみた!
旬の食材百科さんがこのように紹介されていましたので、実際に塩漬けにしてみました。
白菜と同じように、漬物にすることも出来ます。浅漬けや軽い塩もみでも美味しい。
ターサイをお浸しにしてみた!
ターサイを茹でることもできたのですが、ほうれん草と同じで茹で汁の中に栄養が逃げてしまうのが嫌でしたので、電子レンジでチンしてお浸しを作ってみました。
作り方は簡単で、数量のターサイをレンジで約2分ほどチンします。チンをしたら水を絞りだします。お皿にもってめんつゆとお水1:1の割合でお汁をつくり、お皿にいれ、お好みで鰹節や乾燥小エビなどを添えて出来上がりです。とても簡単にできるので忙しい日の副菜にもお勧め。