
大根といえば、通年食べられる野菜ですが、秋や冬のものは特に甘みが強くお鍋や煮物などに使うことが多いですね。寒い日に温まったホクホクの大根は本当に美味しく、おでんなんかももう最高です。
家庭で重宝される野菜ですが、意外と冷気に弱く冷蔵庫で保存しておくとしんなりと乾燥してしまいます。できるだけ大根を長持ちさせる方法、そして美味しい大根を見分ける方法、さらに美味しく仕上げる下ごしらえのやり方も併せて紹介していきます。
目次
この記事の目次
大根の保存方法
実は大根は土の中で保存しておくのが一番いいといわれています。
お庭や家庭菜園をしている方は土の中に穴をあけて寝かせて保存しておくと良いですが、そんなスペースはないという方の方が大半でしょう。
ということで冷蔵庫で大根を保存する際のポイントを紹介していきます。
大根は購入したら葉っぱを切り落とします。理由は葉が大根の水分を吸収してしまうためです。
そして、濡れた新聞紙で包みます。私は新聞をとっていないので、キッチンぺーパーを濡らしてその上からラップをします。
冷蔵庫に入れる時は立てて保存するようにしましょう。
成長する状態を保ってあげることでストレスを感じさせないようにしてくれます。これは大根のみだけでなくナスなどにも使える方法です。
ラップをしたものをそのまま冷蔵庫に入れて保存しても全く問題ありません。私はさらに保存袋に入れて保存するようにしています。
美味しい大根の見分け方
美味しい大根を見分けるには4つのポイントをチェックしていきます。
- 均等にまっすぐに伸びていること→これはしっかりと成長した証拠です。
- 先端が丸いもの。
- 葉の根本がきれいなもの。→新鮮な証拠です。
- 葉っぱがしっかりと残っているもの
大根の形が均等でなく曲がっているものは土の中でストレスを感じて育った可能性が高いので味が落ちていると判断できます。
また、先が丸い大根は甘い大根です。
大根は成長するにつれて先端が丸みを帯びます。そのため、先がとがっている大根は成長途中で甘みがいき渡っていない状態です。
大根を選ぶときはこれらポイントに注意して選んでみてください。
大根を美味しく仕上げる下ごしらえのやり方
これはご存じの方も多いと思いますが大根は部位によって辛さや硬さが異なってきます。作るものによって部位をわけることでより美味しい大根料理に仕上げることができます。
作る料理によって使う部位を変える
①の根っこ部分はは辛みが一番強い部分なので大根おろしにするのが一番適している食べ方です。特にこの辛み成分には栄養がつまっているといわれています。
辛みを感じたい、栄養を逃したくないという方は根っこの部分を大根おろしにしましょう。しかし、私の母は辛み成分が苦手なのであえて葉に近い部分を大根おろしに使っていました。
特に私が幼い頃などにはよくそうしてくれていたようです。そのため、辛みが苦手な方やお子さんのいる家庭では葉に近い③の部分を大根おろしに使っても良いかと思います。
②の部分は柔らかく味が特に染みやすい部位になります。そのため、煮物などに適しています。
③の部位は硬いため、サラダに適しています。
美味しく仕上げる下ごしらえのやり方
【煮物にする場合】
今から紹介する3つの工程を調理前に行うだけでかなり美味しい大根に仕上がります。
- 米のとぎ汁であらかじめ煮る
- 面取りする
- 火を通す前に天日干しにしておく(約30分程度)
最近の精米技術は進歩していてとぎ汁があまり白濁にならない場合もあればお米をあまり炊かない家庭もあるでしょう。その場合は鍋にお米を5粒程度いれて一緒に茹でるといいですよ。私は白米はあまり食べないのでその方法で毎回下茹でしています。
面取りは絶対行うのがおススメです。面取りとは、下記写真のように端の部分を丸くしていく作業です。両面行います。
面取り自体は煮崩れ防止のために行いますが、私は味の染み方も良くなると感じています。また面取りしたものの方が見栄えがいいです。
天日干しにする理由は余分な水分が抜けるので味が染みこみやすくなりさらに美味しく仕上がります。
まとめ&感想
いかがでしたか。料理はひと手間加えるだけで驚くほど仕上がりが異なります。私はもともと大雑把で下ごしらえを行わず、保存法も雑に行うことが多かったのですが、正しい保存法で保存しておくと長持ちして美味しい状態で食べることができますし、下ごしらえに関してはほんのひと手間加えるだけで格段に美味しい料理に仕上がます。
下ごしらえで料理が決まるといっても過言ではありません。というくらい下ごしらえはとても大切なことだと学びました。一度習得してしまうと苦になりませんし、手間とも思わなくなります。何事も習慣化させることが大切ということです。
皆さんの参考になっていたらとても嬉しいです♡