
2019/7/16に放送されたTBS系テレビ番組『教えてもらう前と後』では小・中学生が最近使っている美しい日本語を紹介。現役高校生の将棋棋士・藤井聡太七段は中学生の頃から“望外(ぼうがい)”など美しい日本語使用されています。彼が火付け役となり、美しい日本語がブームしているというのです。
教えてもらう前と後で紹介された美しい日本語
この記事の目次
天泣(てんきゅう)
空には雲がないのに降る雨を意味します。
望外(ぼうがい)
中学3年生の頃の藤井七段の言葉「実力からすると望外の結果。素直に嬉しい」と話されています。この望外という言葉の意味は思っていた以上の成果です。
僥倖(ぎょうこう)
中学3年生の頃の藤井七段の言葉「実力からすると僥倖としか言いようがない」と話されています。この僥倖という意味は思いがけない幸運を指します。
眼福(がんぷく)
眼福とは美しいものが見られた幸せを意味します。漢字そのままの意味ですね。目から入ってくる喜びということでしょう。
憧憬(しょうけい)
憧憬とは憧れること。「憧憬の念を抱きます」などといったように使うようです。2つの感じは両方とも憧れという意味を持ちますので強く憧れている時に使う言葉だといいます。
齟齬(そご)
齟齬とは、意見や事柄が、くいちがって、合わないことを意味します。
直向き(ひたむき)
読み方が難しい漢字として紹介されていました。意味は一つの物事だけに心を向けているさま。忍耐強く、いちずに打ち込むさまです。
強か(したたか)
読み方が難しい漢字として紹介されていました。意味は粘り強くて、他からの圧力になかなか屈しないさまです。
努努(ゆめゆめ)
読み方が難しい漢字として紹介されていました。「ゆめ(努)」を重ねて強めた語で、使い方は2つ。決してなどといった意味と全くといった意味を持ちます。強い禁止や打ち消しの場合、例えば、「努々(ゆめゆめ)疑うことなかれ=決して疑うな」と使ったりするようです。
教えてもらう前と後
『教えてもらう前と後』は、毎日放送の制作でTBS系列にて2017年10月17日から毎週火曜20:00 - 20:54に放送されている教養バラエティ番組である。
まとめ&感想
いかがでしたか。「マジまんじ~」などといったギャル語などが流行り美しい日本語が忘れられるなか、こういった昔ながらの日本の美しい言葉が幼い小中高生の間で流行することは嬉しいですね。反対に今まで美しい日本語を学んでこなかった親世代はお子さんから教えてもらうなんてことも増えてきそうですね。親のプライドを損ないためにも今から必死になって美しい日本語を学んでいく必要がありそうです。日本語を再勉強するいい機会かもしれません!