2019/6/27に放送された『ZIP!』のアレナニ?コーナーでは防水スプレーの危険性について言及されていました。最近話題になっているTweetを元にその危険性を解説されています。
防水スプレーは危険?吸い込むと死亡リスクも?
各地で梅雨入りし、雨が多くなるこの季節だからこそ、『防水スプレー』を頻繁に使用されている方も多いのではないでしょうか。そんな中防水に関するあるツイートが話題を呼んでいます。
そのツイートがこちら☟
密室で防水スプレー使わない
外でも出来るだけ吸わない肺胞は界面活性がないと
うまく拡がりません肺の中が防水されてしまうと
間質性肺炎になって
吸っても吸っても酸素が取り込まれず
死んでしまいますそういった症例がありました
山好きの方でした— N_クライミング専門医 (@now_med_4_yall) 2019年6月17日
ある医師のツイートによると防水スプレーを吸い込んで肺の中を防水していしまうと酸素が取り込まれず死に至る危険性があるということです。つまり、誤った使い方をすることで自らの命を落としかねないということなのです。
防水スプレーの正しい使い方とは?
ではどのような使い方が危険で、どのような使い方が正しいのでしょうか。
防水スプレーを使う時の事例として、
- 玄関(ドアを開けない密室)で靴に防水スプレーをかける
- 部屋に干している(密室)レインジャケットに防水スプレーをかける
- ウィンタースポーツウェアを乾燥後防水スプレーをかける(密室)
- 浴室乾燥した後の洋服に防水スプレーをかける(密室)
など、意外にも密室の中でスプレーをすることってありますよね。防水スプレーは危険なものという認識が薄いため特に注意書きなども読まずに使っている方も多いのではないでしょうか。
私の家にあった防水スプレーには大文字で『吸い込むと有害・必ず屋外で使用』と注意事項が記載されています。
ZIP!では浴室で防水スプレーを使って救急搬送されその後死亡した事例があることや防水スプレーの事故は68件と増加傾向にを紹介されていました。
日本医科大学呼吸ケアクリニックの日野光紀教授は「成分の一部が肺に急激に入ることによって一気に炎症が起こりますので空気の入るスペースがなくなって肺に酸素が取り入れられなくなる」と解説されていました。
防水スプレーはそもそもフッ素などの樹脂を細かい粒子にしてふきつけることで水をはじきます。このフッ素などの樹脂が肺にはいることで炎症を引き起こし最悪の場合は死に至る可能性があるというのです。
結果、間違った使い方は『密室などの室内で使用する』こと。正しい使い方は『通気の良い屋外で使用してなるべく吸い込まないこと』です。また、靴などに使用される場合は吸い込みを少なくするために25㎝程度離れた距離から片足1~2秒吹きかけるようにしましょう。
まとめ
防水スプレーは梅雨の時期はもちろん、アウトドアスポーツ好きの方にはとても便利なアイテムとして愛用されています。使い方も簡単で手軽に手に入れることが出来ることからその危険性を知らないまま使用されていることもあるのではないでしょうか。防水スプレーを使う際はかならず屋外でしようするようにしましょう。