2019/7/2に放送した『名医とつながる!たけしの家庭の医学』では紫色の食べ物が血糖値の上昇を抑えることに注目し、その中ナスを加熱しないで調理する方法を奥薗壽子さんが紹介されていました。
なぜ加熱しない?
この記事の目次
血糖値のメカニズム
血糖値とは血液中の糖分の量ですが、体内に流れる血液の量は4リットルです。健康な人の血中の糖分の量は角砂糖1個分です。白米のごはんを一膳食べた時の糖分は角砂糖15個分になります。この大量の糖を処理してくれるのがインスリンです。このインスリンは大量の糖分を細胞に届けてくれます。こうしてインスリンが働くことによって血中の糖度は角砂糖1個分に保たれます。
血糖値の上昇を抑えるアントシアニン
紫色の食べ物に含まれるアントシアニンという成分は血糖値の上昇を抑える働きがあるといわれています。このアントシアニンは加熱にとても弱い成分です。つまり、血糖値上昇を抑える為に紫色の食べ物を食べようと思う場合は加熱をしない調理法で食べるようにしなければなりません。
東邦大学医療センター大森病院の弘世貴久先生によると「アントシアニンの効果的な摂り方は生で食べる方が良い」とお勧めされていました。
このアントシアニンを効率的に摂取する食べ方やタイミングなどは下記記事で紹介しています。☟☟
奥薗壽子のなすの塩漬けレシピ!
家庭料理研究家の奥薗壽子が生のナスを使ったレシピを番組内で紹介されていました。
材料
・ナス 3本
・ポリ袋
・生姜 1かけ
・昆布(1×5㎝ 1枚分)
・塩 小さじ1
・水200ml
作り方
- ナスのヘタを落とします
- ナスを縦に切り半分にします。そしてナスを横にして半月切りにしていきますが、斜めにきっていくのがポイントです
- ポリ袋にナスをいれます。そこに生姜の千切りをいれます
- 昆布をはさみで切りながらいれていきます。塩をいれます
- 揉まずに水を入れます
- 中の空気を抜いて袋をくるくるっとしぼって結んで圧をかけます
- 1時間置きます
- 袋の角2カ所を切り水を抜きます
- 絞り具合はお好みでOK
- ポリ袋から取り出せば完成です
奥薗壽子のナスの塩漬けアレンジレシピ
ナスの塩漬けアレンジレシピ1:中華風
【追加材料】
・醤油 大さじ1/2
・ごま油 大さじ1/2
・いりごま 大さじ1/2
先程の塩漬けに醤油、ごま油を絡めて、最後にいりごまをトッピングするのみ!中華風の胡麻風味に変身!
ナスの塩漬けアレンジレシピ2:デザート風のハニージンジャー風味
【追加材料】
・ハチミツ 適量
・レモン汁1/2個分
・生姜の千切り 1かけ
先程の塩漬けにはちみつとレモン汁をいれます。そこに生姜をいれて混ぜれば完成。
まとめ&感想
血糖値の上昇を抑えるといわれている紫色の食材。その中のアントシアニンを効率的に摂取するためには加熱しない調理法です。ナスといえば家庭でも親しみのある野菜です。このレシピであれば間食用に簡単に取り入れやすいですね。手を汚すこともないので簡単に作れちゃいます。是非試されていみてはいかがでしょうか。