以前スウェーデンの大学に留学していた際によく食べていたパンの味が忘れられず、日本に帰国後もパン屋さんで同じようなパンを探し続けていましたがなかなかあの味、食感には巡り合えずにいました。
しかし、最近舞い込んできたルーマニア出身の友人からのホームパーティーのお誘いであの味と再会することができました。彼女が振舞ってくれたパンが、私が探し求めていたパンにとても似ていたんです。 これはレシピが欲しい!と思い、さっそく作り方を教えてもらいました。そのレシピをこのブログでは紹介していきたいと思います。
目次
ルーマニアのパン【材料】
食パン2斤分程度。(1斤分の分量)
・★強力粉 400g(200g)
・★ベーキングパウダー 大さじ3(大さじ1.5)
・★塩 小さじ3(小さじ1.5)
・★砂糖 小さじ3(小さじ1.5)※私は三温糖ときび砂糖しか常備していなかったので三温糖を使いました。きび砂糖ではだめだといわれました。通常の砂糖がBESTだそうです。
・マーガリン 半箱約80g(約40g)
・ヨーグルト 50g~1箱(25g~半箱)
・牛乳 200㏄
ルーマニア出身の友人が彼女のママから教わって代々彼女の家族間で引き継いでいるというパンレシピ。外国のパン作りだと日本で買えない材料などを使っていくんじゃないの?と思いがちですが、彼女は日本滞在歴も長く日本でも簡単に手に入り、どこの家庭でも比較的揃っている材料を使っていくのでどなたでも簡単に挑戦することができます。
ルーマリアの友人曰く、「ヨーグルトとマーガリンがふんわり仕上がるポイントとなってくるので、より柔らかくしたい場合はヨーグルトを多く入れていくといい」と話されていました。
また、「塩加減も同様に、人によって好みが異なるのでまずこの分量を基本として作ってみて自分の好みの塩味に変えていくといい」とアドバイスしてくれました。
今回私はこの分量で作ったパンを食べましたが、塩味がちょうどよく、めちゃくちゃ美味しくて2日間で全て食べきってしまいました。笑
私の旦那はアメリカ人なのですが、彼もこのパンを気に入って1食で6切れ食べていましたよ。
日本で売られているふんわりとして軽やかなパンではなく、より小麦粉を感じられるずっしりとしたパンです。中は日本の食パンのようにふんわりとした柔らかさがあり、外側はフランスパンのようなカリっとした焼きあがるのが特徴のパンです。
ルーマニアのパン【レシピ】
ルーマニアの友人の動きがあまりにも速く手振れしてしまっている部分もありますがご了承ください。彼女のスピードについていくので精一杯でした。笑
自分自身でまた作る機会があったらその時手振れなしの写真も更新する予定ですが、それまではお待ちください。笑
出来立てのパンをそのままちぎって食べるとふわふわなパンの食感、香りを楽しめます。カットしたものをトーストすると断面もカリカリに焼き上がりカリカリ派の型にはたまらない出来上がりになります。
発酵90分+再発酵40分+焼き40分の合計約3時間かかりましたが、基本的に電子レンジ内に放置しているだけなので、他の仕事をしながら焼くことができます。
また、丸型に関しては再発酵は電子レンジの上の棚に置いていただけです。温かい場所で乾燥しないようにキッチンタオルをかぶせておくだけで発酵してくれるのでとても楽でした。
こう食べると美味しいよ
・マーガリンやオリーブオイルをかけてシンプルに。オリーブオイルの場合は塩を少量かけて食べるとより美味しくなります。
・アヒージョを作って、オリーブオイルに浸しながら食べる。これは最高です。特ににんにくも入れたアヒージョとの相性は抜群でした。
・サンドイッチに。ハムや野菜をのせて。
ちなみにスウェーデンでは四角くて硬いチーズ(パルメザンチーズ)をチーズカッターで薄ーくカットしたものと、キュウリの薄切りをのせて食べるのが主流でした。トマトのように液状化しやすいものは避けて乾燥しているものをのせるて食べるのが一般的でしたね。
食べきれない分はカットしてラップをし、冷蔵庫保存の場合は2~3日程度。冷凍保存の場合は2~3週間は持つかと思いますが保存料等一切入っていないのでなるべく早く食べるのが〇です。
また、せっかくの焼きたてパンなのでできれば早めに召し上がっていただいた方がより美味しい状態で食べることができます。
ホームパーティーの時やお子さんと料理を楽しみながらパンを作りたい方にはおすすめです。
ほとんど放置状態ではありますが、3時間調理に時間を要するのでお休みの日などにいっぺんに作ってしまうのも良いでしょう。
皆さんの参考になっていたら嬉しいです♡